ヤマビル!対処法について
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- ryusei
どうもりゅーせーさんです。
つきぎ集落と出会って、5年目が突入しました。最近ではつきぎ集落のことを実家と呼んでいます。住民の方々も優しく、環境も良くて、食べ物もおいしい。そんな槻木集落が私は大好きです。
しかし、唯一嫌いで、苦手な生き物がつきぎ集落に生息しています。
それは、、、ヤマビルです。。。
山林に入れば、息を潜めて私たちの血を今かと狙っています。
そして気づいた時には、既に遅し、皮膚に噛みついて血を吸いっており、無理に引き剥すことが困難です。遭遇したらとても厄介な生き物です。
今回は、ヤマビルの生態や、対策、噛まれたときの対処法&応急処置の方法をご紹介します。
湿気が大好き
ヤマビルとは陸に生息する吸血性ヒルの代表種です。生息範囲は広く秋田から沖縄まで被害が報告されており、湿気がある丹沢などに生息しています。そんなヤマビルを、どう対策・対処すればよいのか、など事前にしっかりと把握しておくと良いでしょう。
忍者のようなヤマビル
基本ヤマビルは足元から静かに忍び寄り、皮膚の柔らかいところを3つのアゴで削るようにして傷つけます。そして出てきた血を飲み、吸血後はぷよぷよに膨れるのが特徴です。刺して血を吸う蚊などとは違い、吸血の仕方が異なるため、感染症の心配はいりません。ただし、吸血時に麻酔効果、血液を固まらせない効果がある「ヒルジン」という物質を出すため、皮膚感覚が鈍くなり、気づかないうちに血だらけになることが多々あります。
先日、知らない間にヤマビルが吸血し終わって血が流れ畳が大変なことになっているのを目撃しました。
ダイソンもびっくり!?の吸引力
通常2cm程度の体長ですが、伸縮性に富んでいるため8cmくらいまで伸びることもあります。視認することは可能ですが、結構小さいため気づけないこともよくあります。弾力性があり引っ張ってもちぎれないヤマビルはまさにダイソン並みの吸引力で、血への執着さを感じます。
それでも咬まれてしまった場合
噛まれたときの痛みは全く感じませんが、ヒルジンの影響で出血がとまりにくくなります。
長い人で1日中出血していることもあるのだとか、不安になってしまいがちですが、死に至ることはないので安心しましょう。
時間がたってから、腫れやかゆみが出てきますが、腫れやかゆみを軽減したいときは、ヒルジンを水で良く洗いながすことが重要だそうです。
どのように寄ってくるの?
目もついてないのにどうやって忍び寄ってくるのか気になるところです。
この3つが原因でヤマビルを引き寄せてしまうそうです。
- 二酸化炭素
- 熱
- 振動
ヤマビルは哺乳動物の血を吸うため、二酸化炭素・熱・振動を敏感に察知して私たちに近づいてきます。そのため、私たちがそこにいるだけで、彼らを引き寄せてしまうのです。つまりヤマビルの知識、対処方法を身に付けておくことが万全だと思います。
ヤマビルは、草や石の下、落ち葉の下など、湿気の多いところに潜んでいます。
スプレーを使用して防御力上げておこう
①ヤマビル専用のスプレー
山に入るときは、必ずヤマビル専用のスプレーを全身にふっておきます。そうすることで、ヤマビルが近づいてこなかったり、吸血されたときに手で払えたりします。とても有効なアイテムなので、事前に準備しておくと良いかもしれません。
②食塩
もし専用スプレーが無い場合は、自宅にある食塩でヒル除けスプレーを簡単に作ることもできます。水8:塩2(重量比)の割合で溶かし、濃度20%以上の食塩水を作りましょう。塩は飽和状態で35%くらいなので、水に溶け残りが出るまで塩を入れると重量を計らなくても簡単に作れます。
ただし、ザックやウェアにスプレーしたまま長時間放置してしまうと傷みの原因になるので、帰宅後のケアはしっかり行いましょう。
③フマキラー 天使のスキンベープ プレミアム
子供も使用できるイカリジン配合の虫よけスプレー、「天使のスキンベープ プレミアム」もおすすめ!普段使いもできるので、一本持っておくと便利です。
④お酢
家庭で料理に使う「お酢」もヤマビルが嫌がる傾向がありますが、効果が低い為、他に用意できるものがあればそちらを代替品として考えておくと良いでしょう。
上記の対策をするのはもちろんですが、服装は長袖、長ズボンを着ることで、さらに被害を受ける確率が下がります。
ヒルに噛まれない行動
①こまめに吸血されていないか確認する
足元や腕、首元などにヒルがついていないか、こまめに確認しましょう。家族、友達と一緒にいるときは、お互い確認し合ってもいいでしょう。
また私がこんなところにいるのかとびっくり箇所が、足の裏です。全身確認して、ほっとしていた友人が足の指や裏にいたことが何度もありました。
確認するときは隅々まで注意を払って確認してみてください。たまに相手のホクロをヤマビルと勘違いしてしまう人もいるのだとか
②休憩する際は、足踏みや息を吹きかけてヒルがいないか確認する
休憩する際には、あえて足踏みをしたり、地面に息を吹きかけたりして、ヒルが近くにいないか確認しましょう。日当たりが良いところや乾燥している場所で、休むのがおすすめです。
③ザックなどの持ち物を地面に直接置かない
持ち物にヒルがつくこともあるので、安易に地面に置かないようにきをつけましょう。
④地面に直接座らない、手を付いたりしない
座って手や腰をつくと、袖元から服に入り込んだり、首についたりなど、上半身の吸血被害にあう可能性があります。ヤマビルが多い湿ったエリアで腰掛けるのは、避けた方がよいでしょう。
それでも咬まれてしまったら場合
①スプレー使用
②塩をかける
③ライター
スプレーなどでヤマビルを取り除こうとする場合、だいたい吸血した血を吐き出します。ビニール袋や手袋を使用するなどして、気を付けましょう。
まとめ
これだけヤマビルについてお話しましたが、せっかくの自然を満喫するのに、ヤマビルばかり考えているのはもったいないような気もしますが、ちなみに私は年間つきぎの山に数十回入るのですが、まだ一回もヤマビルの被害を受けたことがありません!しっかり対策と行動意識を徹底すれば、被害にあうことは少なくなるのかもしれません。またヤマビルの被害を受けたら、ご報告しますね。