【地域創生】高齢社会とどのように向き合うのか?

記事を書いた人
ryusei

幼い頃から、おばちゃん、おじいちゃん好きは、だいたい「大好きなお菓子は?」と聞かれれば答えは「かりんとう」もしくは「歌舞伎揚げ」。どうもチロルチョコ大好きりゅーせーさんです。

先日ニュースを見ていたら、70歳男性の運転する乗用車が約10Kmを15分間にわたり逆走して、対向車7台と衝突し、6人が重軽傷を負った悲惨なニュースが流れていました。

その出来事を目にしたりゅーせーさんの頭をよぎったのは驚きではなく、「どうして?」という冷静な疑問でした。これは、「運転者が高齢者だったから」という理由で単純に済まされる内容ではない気がします。

少子高齢社会の実態

「少子高齢人口減少時代」と言われる現代日本ですが、団塊世代が75歳以上になる2025年には、総人口の30%が65歳以上の高齢者になります。そして、4人に1人が75歳以上の高齢者になるというから驚きです。これからの時代、人口構造が変化することで起こりうるいくつかの社会問題について説明していきます。

既に起こっている問題

高齢者自動車運転の事故

交通事故の件数自体は毎年減少傾向していますが、道を逆走したり、アクセルとブレーキを踏み間違えたりといった事故は絶えません。そういった「高齢者が起こしやすい」事故が人目についてしまうことが、世間から強い非難を受ける原因になるのではないでしょうか?年代別事故率データを見てみると20代~30代の割合が圧倒的に大きいです。高齢者だから危ないと一括りにせず年代別に事故の分析を行い、対策を講じるべきではないでしょうか。高齢者の判断能力が衰えてしまうことも事実なので、ある一定基準の審査をクリアしないと免許の更新ができないように徹底するべきなのかもしれません。

社会保障で財政圧迫

 

介護保険制度などの社会保障費が今後予想以上の速さで、増大していきます。そのため行政は「地域包括ケアシステム」を導入することを目指しています。地域包括ケアシステムは、各市区町村がその地域の特性に応じて創り上げていくものです。その構成要素は5つで、「介護」「医療」「予防」「住宅」「地域支援」で、これらを総合的に一体化したシステムを目指しています。しかし地方自治体の受け入れ態勢は未だ不完全であり、過疎衰退地域で十分なケアができるかどうかという懸念も残っています。

労働力の低下

地域にはまだ体を張ったお仕事が多いのではないかと思います。実際に地域へ赴くと分かりますが、第1次産業に従事している方々が圧倒的に多く、その方々の体が限界に達するタイミングが近いうちに来るでしょう。そうなると、「稼ぐ」ことができず、年金頼みの生活となる方が増えていき、更に財政を圧迫することになってしまうかもしれません。そのため、高齢者でも仕事で活躍できる場を今からでも創出することが社会的な課題となりそうです。

認知症増加に伴う問題

おじいちゃんやおばあちゃんにはもっと長く暮らしてほしいけれど、社会に与える影響を考えると少し複雑な気持ちになってしまう。高齢者の増加に伴い2025年には認知症患者が700万人を越えると予想されています。この問題は一口に高齢化社会現象という言葉で済ますことは難しいことだと思います。少し厳しい言い方になりますが、高齢となり、生産活動が困難になった個人が生産をやめ社会に富を生み出さなくなることだけではなく、それを支える医療、地域、家族のリソースを消費し続けることに他ならないからです。社会的な生活を続けることが難しくなっていく高齢者をどう受け止めるべきか社会は問われているのです。

まとめ

このように人口構造の変化で起こりうる様々な問題を理解しどう向き合うことで、将来の日本の在り方が見えてくるのかもしれません。人口減少=地域衰退はもちろんのこと、これから生じるであろう問題点とも真摯に向き合う必要がありそうです。近い将来の100年時代に備えいま私たちが何を考え、そして行動しないといけないのか。そんなことを深く考えさせる高齢者問題は、地方創生を目指す上で避けては通れない道なのかもしれません。