◎「青春展」は、2023年12月10日(日)まで開催期間を延長することが決まりました!この機会をお見逃しなく!
日本全国の鉄道路線を擬人化させ、そのキャラクターによって物語が繰り広げられる人気漫画『青春鉄道(あおはるてつどう)』。この作品を手掛けている青春先生の作品展が、熊本県球磨郡多良木町で開催されました。
『青春鉄道』は、芸能界きっての鉄道ファンとして知られる元SKE48の松井玲奈さんも愛読しているそうで、青春先生を愛するファンは日本中にいると聞きます。
今回、そんな全国の青春ファン注目の展示イベント「青春展」に僕も行ってきました!本記事ではその様子をお届けします。
「青春展」ってどんなイベント?
「青春展」は、人気漫画家の青春(アオハル)先生の原画や生絵、グッズなどが展示されている作品展です。
青春先生の代表作である『青春鉄道』が鉄道路線を題材としていることから、展示の多くは鉄道に関係しているもので、作品のファンだけでなく鉄道ファンの方からの注目も集めています。
展示がメインのイベントですが、アンケートに回答すると抽選でプレゼントがもらえるキャンペーンも行われていました。
2023年10月14日から開催されているこのイベントには、県内だけでなく全国から多くのファンが訪れていたとのこと。大人気のイベントとなっています!
青春先生について
正式名称は青春。読み方は「せいしゅん」ではなく「あおはる」で、自身のXアカウント(旧Twitter)では、自分のことを「青い人」とも呼んでいます。
もともとはアマチュア作家として活動していたそうですが、2009年6月に初の単行本『青春鉄道』を発売し、以降プロの漫画家としても活動しています。
主な作品は、『青春鉄道』と『永久機関シマエナガ-シマエナガとカラスさん-』です。『青春鉄道』は日本全国の鉄道路線を擬人化させ、その人物たちで繰り広げられるストーリーが面白い、人気作品。『永久機関シマエナガ-シマエナガとカラスさん-』は、専用のXアカウントで公開されている4コマ漫画の人気がとても高く、その内容が単行本に収録されています。
作品の数としては少ないですが、2作品ともとてもファンの多い漫画となっています。
青春展 詳細情報
イベント名 | 青春展 ~『青春鉄道』『永久機関シマエナガ』ほか漫画家・青春作品原画展〜 |
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開催期間 | 2023年10月14日(土) ~ |
場所・会場 | 多良木町文化財等センター 古代の風黒の蔵 (熊本県多良木町黒肥地4282) |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜休館(祝日の場合 火曜日) |
ホームぺージ・SNS | https://www.instagram.com/bluetrain_taragi/ ※ブルートレインたらぎの公式インスタグラムで詳細情報が公開されています |
開催場所(Googleマップ)
全国からファンが集まる?!青春展に行ってきた!
今回は実際に多良木町を訪れ、青春展に行ってきました!
正直僕は青春鉄道やシマエナガを読んだことがありませんが、それでも貴重な作品の数々を見ることができて、とても良い体験ができたと感じました。ここではその様子をご紹介します。
※展示の様子を写真でご紹介していきます。青春展に行く予定がある方は、この先は注意してお読みください。
青春展は多良木町の文化財センターで開催中
今回の作品展は、球磨郡多良木町にある「多良木町文化財等センター 古代の風黒の蔵」という施設で開催されています。
名前の通り文化財が多く保管されている施設で、中には大昔に使用されていた土器や石器、貴重な資料などが展示されていました。この常設の展示スペースの他に期間限定の展示スペースが用意されており、ここで青春先生の展示が行われています。
施設は昭和17年に作られた石造りの米蔵を再生して建てられており、とても雰囲気があります。
名簿には全国からファンが来た証が!
展示場の入口で「良ければご住所を記載ください。」と言われたので、特に隠す必要もないということで協力しました。住所を書かなくても入ることができるので、その点は安心してください。
住所は用意されている冊子に記入するのですが、チラッとこれまで訪れた人がどこから来ているのかをのぞいてみると、なんと一番遠い人で北海道から来ている方がいました!他にも東京や大阪などから来ている人もいたと思います。
青春先生の作品には根強いファンがいるというのは何となく感じ取っていましたが、まさか南熊本の田舎町に全国からこんなにもたくさんに方が来ているとは、正直思ってもいませんでした。
やはり、漫画の力は侮れませんね。
抜粋された作品の一部を読むことができる
個人的に一番良かったなと感じたのが、漫画の一部を抜粋した展示です。
恥ずかしながらこれまでに青春鉄道を読んだことが一度もなく、ファンの方からの「面白い!」というコメントはたくさん聞いたり見たりしているのですが、その内容は知らずにここに来ました。
ただ、こうやって漫画の一部を読むことができたおかげで、作品の特徴や雰囲気をなんとなくでも理解することができ、他の展示を楽しみやすくなったと感じています。
当然ですが内容はとても面白く、普通に見入ってしまいました笑
原画、生絵が多数。ファンは大興奮間違いなし!
以前からのファンの方が興奮するのは、やはり原画や生絵でしょうか。青春鉄道やシマエナガの実際のキャラクターの原画が多数置かれていて、素人目で見ても「これはきっと凄いんだろうな。。。」と圧倒された気分になりました。
僕がいいなと思ったのは、同じく多良木町にあるブルートレインたらぎ(※)の外壁の破片にキャラクターを描いたものです。青春先生が生み出す絵や作品の魅力と、多良木町の地域としての特徴が融合した、素晴らしい展示だなと感じました。
同じ場所に青春先生のグッズも飾られていましたが、これは普通に可愛い商品だったので、買って帰りたかったです。。。
(キーホルダーなどのグッズは販売されていませんでした。)
※ブルートレインたらぎとは?
2009年3月、多くの鉄道ファンに惜しまれながら廃止された寝台特急「はやぶさ」。東京―熊本で使用されていた3両をJR九州より購入し、面影を残しながらリニューアルした簡易宿泊施設です。前面に「はやぶさ」のヘッドマークが入る「スハネフ形」1両と「オハネ形」2両で構成されています。宿泊スペースは2両。もう1両はテーブル・テレビなどを設置した多目的スペースですので、飲食や談話室としてご利用いただけます。
青春展のご紹介は、ざっとこのくらいにしておきます
ご興味をお持ちいただけた方は、期間内にぜひ一度訪れてみてください!
ブルートレインたらぎにも一部展示があります
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先ほどご紹介した宿泊施設「ブルートレインたらぎ」にも、一部青春先生の展示が飾られています。
寝台列車を活用した宿泊施設で、青春先生の『青春鉄道』とも共通点があるということで、以前ここに青春先生が宿泊されたようです。ブルートレインたらぎには直筆のサインの他、青春鉄道2022年度版と黎明編の漫画2冊とレザーストラップが展示されています。
今回の展示には全国からお客さんが集まってきているという話を聞いています。県外から来た方はどこかに宿泊する必要も出てくると思うので、その際はぜひ青春先生も泊ったブルートレインたらぎに宿泊してはいかがでしょうか?
青春展は12月10日まで!お見逃しなく!
今回は球磨郡多良木町で開催されている作品展「青春展」について、実際に行って感じたことを交えながらご紹介していきました。
期間が限られているイベントですが、ファンの方はもちろん、それ以外の方も楽しめる素晴らしい展示となっていますので、ぜひ一度訪れてみることをおすすめします。
また、今回のイベント以外にも、多良木町にはたくさんの魅力があります。県外からはるばる来たという方は、どこかで食事をとることも必要になってくると思いますが、多良木町には美味しい飲食店がたくさんあるので、下記記事をご覧いただき、参考にしていただけましたら幸いです。