つきぎ集落で毎年お手伝いをさせてもらっている、秋の一大イベント、稲刈り。今年もそのお手伝いをしてきました!
春は田植え、秋は稲刈りと、この2つは1年の恒例行事になってきました。
山奥の秘境ともいえる場所にあるつきぎ集落では、独特な形の田んぼや小さい面積などの関係で機械を導入できない場所も多く、今でも手植えや手刈り、そして乾燥工程の稲架掛け(※)など、昔ながらの方法が行われています。
※稲架掛けとは、収穫した稲を「稲架(はさ)」という棒にかけ、天日と風の力でじっくりと乾燥させる方法です。
田植えは技術力が必要で、お手伝いというより「田植え体験」になってしまっているところがありますが、稲刈りと稲架掛けの工程はマンパワーがとても重要になるので、少しは貢献できている気がしています笑(もちろんテクニックも必要です)
特に稲架掛けに関しては、まさに体力勝負!
まず稲穂を干す柱を立てたら、その近くに縛った稲穂を運びます。
ただ集めるだけの単純作業ですが、つきぎ集落の小さい田んぼとはいえ、稲穂は数えきれないほどあります。それをぬかるんだ田んぼの土壌を歩きながら、全てかき集めていく作業は正直とても大変です。
さらに、全ての稲穂を集めたら、次はその稲穂を柱に掛けて干していきます。いわゆる「稲架掛け」という作業なのですが、これが本当に大変!
稲穂を集める工程とは異なりあちこち移動することはありませんが、炎天下で稲穂の束をただただ掛け続けていきます。こちらも気が遠くなるような作業です。
私たちがお手伝いする稲刈りの作業は主にこの2つなのですが、この2つを経験するだけでも、お米作りの大変さを身に染みて感じます。そして、仕事を終えた後に食べる白米は、今まで以上に格別な美味しさ感じます!
こういった経験をすることで、何気ない出来事やひと時にも幸せを感じることができるようになるので、田舎暮らしや地域活性化などに興味がない方も機会があればやってみる価値があるといつも思います。ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
ちなみに、今回の稲刈りで刈り取ったお米は、「つきぎ米」という名前でつきぎ集落公式オンラインショップで販売します。現在(2025年10月6日時点)では2024年分が全て完売し“SOLD OUT”となっていますが、11月上旬ごろには在庫が復活するかと思います。
興味がある方はぜひチェックしてみてください!