豊かな自然、アクセス良好な立地、温かい人とのつながり。熊本県には魅力がたくさんあります。
そんな熊本への移住に興味を持つ方は多いですが、移住先を選ぶうえで大切になってくるものの一つに「仕事」があります。どれだけ暮らしやすい地域でも、納得のいく仕事ができなければ、それは移住成功とは言えないでしょう。
そんな方におすすめな制度が「地域おこし協力隊」です。
地域の希望者への受け入れ態勢が厚く、1年から3年未満の期間で仕事に取り組めるという点も魅力的な地域おこし協力隊。今回は地域おこし協力隊として熊本県に移住する魅力や注意点などについてご紹介していきます。
熊本県に移住する魅力
まずは熊本県に移住する魅力を再確認しておきましょう。
魅力が盛りだくさんの熊本県ですが、今回は以下の3点に絞ってご紹介していきます。
地下水を使用しているため、水がきれい
熊本への移住について調べていくと、「水がとてもきれい!」というような情報をよく目にすると思いますが、この情報にはちゃんとした根拠があります。
熊本県の水道水は、水源の約80パーセントが地下水となっています。地面に浸透した水が地中に溜まっていく地下水は、地中でろ過が行われるため、地表水と比べて水質がよく、濁りが少ないきれいな水であるのが特徴です。
やはり水が綺麗というのは安心できますし、もちろんそのまま飲み水として飲んでも問題ありません。
熊本への移住を検討する上で、欠かすことができない魅力の一つです。
豊かな自然と美味しい食事
阿蘇山を代表とする熊本の豊かな自然も、移住を検討するなら見逃せません。
休日に阿蘇地域にお出かけをして、自然に囲まれながら穏やかな時間を過ごすことができるのは、熊本に移住した人だけの特権です。また、それ以外にも美しい海が魅力の天草や、ラフティングなどが楽しめる日本三大急流の1つ球磨川など、至る所に魅力的な自然が広がっています。
さらに、豊かな自然から生まれる美味しい「食」も魅力的なポイント。馬刺しやからしレンコンなどの名物はもちろん美味しいですが、シンプルにお米や野菜、肉などの食材がどれも美味しく、毎日の食事が楽しみになること間違いなしです。
県外へのアクセス良好
九州の中心部に位置する熊本県は、九州なら北部へも南部へも行きやすく、休日の遠出には最適な立地です。2023年にリニューアルした熊本空港もあるため、飛行機を使えば九州以外のエリアへも行きやすいのもうれしいところ。
それほど頻繁に県外に出ることはないかもしれませんが、だからこそせっかくの遠出を思いっきり楽しみたい。そのためには、効率的なアクセスが欠かせません。
【2024年1月】熊本県で地域おこし協力隊を募集中の地域
現在地域おこし協力隊を募集している地域を紹介します。
なお、地域おこし協力隊の募集は、通年行っている地域もあれば募集期間を設けている地域もあるため、最新情報は各地域のホームページをご覧ください。
球磨郡湯前町
https://www.town.yunomae.lg.jp/
熊本県南部に位置する湯前町は、重要文化財として国から指定されている貴重な建造物が数多く存在する、歴史的な魅力が溢れる地域です。自然も豊かで、古き良き日本を感じる、穏やかな日常を体験できるのは大きな魅力です。
ただ、キャンプ場や温泉、地元の方から愛されるレストランも多く点在しており、生活・レジャー含めて暮らしやすい地域でもあります。
地域おこし協力隊に力を入れている地域であり、現在では数職種で募集があります。
天草郡苓北町
https://reihoku-kumamoto.jp/
天草諸島の北西端に位置する苓北町は、やはり何といっても天草の美しい海、そして隣接する緑鮮やかな山々という、自然豊かな地域である点が最大の魅力。
また、海洋性の気候であるため他の地域と比べて寒暑の差が小さく、生活しやすいのもありがたい特徴です。7つの医療機関、豊富な介護施設、そして充実した子育て制度など、どの年代、どの家庭でも暮らしやすい仕組みが整えられているのはとてもありがたいですね。
下益城郡美里町
https://www.town.kumamoto-misato.lg.jp/
熊本県の中央に位置する下益城郡美里町。「全国移住ナビ」の市町村プロモーション動画部門で3位になった経験のある、移住先としての注目度が全国的に高い、人気の地域です。
具体的には、森を丸ごと使ったアスレチックが楽しめる「フォレストパーク」は大人気ですし、インスタ映えスポットして人気の「二俣橋」「霊台橋」、3333段の階段がそびえ立つ「日本一の石段」など、観光面での特徴が豊富にある地域で、関係人口も多いため地域全体で勢いがあります。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、ショッピングモールやコストコなどが近くにあるため、生活に困ることもありません。
地域おこし協力隊になる前に注意すること
魅力に目を向けたら数えきれないほどある熊本移住ですが、本当に移住を進めるなら注意点についても把握しておかなければいけません。
具体的な注意点については各地域の情報をそれぞれご自身で調べてみることをおすすめしますが、熊本県全体に当てはまる特徴としては「県内のアクセスが悪い」という点があります。
先ほどは県外へのアクセスが良いとご紹介しましたが、県内については令和2年の熊本豪雨の影響もあり、アクセスが不便だと感じる地域があるかもしれません。電車やバスの本数が少なかったり、近くに通っていなかったりと、特に大都会から移住する方は大変に感じるかもしれません。
また、移住先の人間関係や隣人トラブルにも注意しておきたいです。これについては自分だけでどうにかできる問題ではありませんが、地域おこし協力隊には「おためし地域おこし協力隊」など、正式に移住する前に体験ができるような制度が用意されているため、そういった制度を活用するのはとてもおすすめです。
移住は気軽にできるものではないので、だからこそ移住先は細心の注意を払って選びたいところです。
熊本県の地域おこし協力隊に注目!
今回は移住先としての熊本県の魅力と、現在募集中の熊本県内の地域おこし協力についてご紹介していきました。
自然と歴史が豊かな熊本県は、住んでいてとても楽しい場所です。また、子育てや医療の制度が充実している地域も多く、移住先としてはとてもおすすめです。
地域おこし協力隊の制度も活用しつつ、移住先の選択肢の一つとして、熊本県を検討してみてはいかがでしょうか?