こんにちは、うりーなです。

本日は、熊本県球磨エリアでお酒を飲むときに遊ばれる球磨拳について紹介させていただきます。

目次

  1. 球磨拳とは?
  2. 球磨拳の歴史
  3. まとめ

球磨拳とは?

「球磨拳」は、お互い片手で0から5までの形を作って同時に出し、優劣を競います。簡単に言えばじゃんけんみたいなものです。

0~5を出し合い「1つ上の数字」を出せば勝ちになります。そして2回連続で勝つことで、ゲームが終了となり、負けた人はおちょこに注がれたお酒を飲まないといけない遊びです。
(Aさんが3を出した場合、Aさんが勝てる数字は4のみ)
※5の場合は、0に負けます。

実際に遊んでいる動画を見てみてください。

球磨拳のルール

  1. お互いに0〜5までの手を出し合う(指の数/グーが0、親指を立てたのが1、~パーが5)
    ※「ひぃ・ふぅ・さん、の」の掛け声でスタート。
  2. 相手の手より「ちょうど1」多ければ勝ち(例:4と3だと4の勝ち。例外として0は5に勝つ)
    ※3と5、4と0、などは「あいこ」となり、続行。
  3. 「2回連続」で勝てば、1本となる。
    ※1回勝っても次の手で相手が勝ったり、あいこが挟まると、勝ちがリセットされる。
    ※1回勝つと「いち(いっちょう)」・2回勝つと「にい」とコールする。
    ※【重要】コールを忘れると勝ちがカウントされない

みなさんが言いたい事はよく分かります。何してるのかさっぱり分からないですよね(笑)私もはじめて拝見した時は、特徴的な指の出し方と素早いスピード感で、さっぱりでした。

どちらが勝ったのか負けたのか、判断するのも難しいため、最初はゆっくりやってみることが大事かもしれません。

球磨拳の歴史

江戸時代参勤交代の頃より始まったと伝えられており、伝統的文化として地元に根強く継承されています。いまでは毎年8月に熊本日日新聞社主催で大会が催されています。

また、じゃんけんの元になったと言われていますが、球磨拳はパーよりグーが強く逆になっています。伝統文化財として、人吉球磨拳保存会や中原球磨拳保存会が後世に残そうと活動をしています。

まとめ

球磨拳は、一回遊んでみると結構面白いですよ。ルールは少し複雑ですが、だからこそ相手の癖を分析したり頭を使いながら遊ぶので、頭の運動に良さそうです。過去に球磨拳の世界大会を開催したりと県外の方との遊びの場としても模索しているみたいなので、今年は私が本気で世界王者になろうかなと思っております。

みなさんも一度身近で球磨拳をやってみてはいかがでしょうか?