ここ数年間、温暖化の進行や夏の猛暑の影響で、多くの米農家が米の不作に苦しんできました。
気候変動による異常気象が稲に高温障害を発生させ、品質や生産数の低下を引き起こしたこの状況を「令和の米騒動」と呼ぶメディアをよく見かけます。
日本の代表的な品種であるコシヒカリやあきたこまちなどが大きな影響を受けた一方で、この現代の温暖な気候に耐え、美味しさを損なわせることなく高い品質で生産され続けている、注目の品種があります。
その品種が、「にこまる」です。
今回はそんな今最注目の品種、にこまるの特徴をご紹介していきます。時代の変化に合わせて生まれた高品質なにこまるの魅力を、ぜひご覧ください!
熊本県の秘境生まれ、ブランド米「つきぎ米」販売中!
熊本県南部の幻想的な集落、つきぎ集落で作られるブランド米「つきぎ米」。
朝晩の激しい寒暖差、新鮮な湧き水、伝統的な乾燥工程「稲架掛け」などによって生まれるお米本来の旨味を、ぜひご堪能ください。
にこまるってどんな品種?その特徴と魅力
コシヒカリやあきたこまちのような品種は聞いたことがあっても、にこまるという名前は聞いたことがないという方は多いのではないでしょうか?
実はにこまるは2005年に正式に登録された比較的新しい品種なんです。
九州沖縄農業研究センターが、特に西日本の高温条件下でもお米の品質を保てるようにと開発したものであり、高温耐性に非常に優れています。
近年の真夏の酷暑がありながらも収穫を安定して行えるということで、大きな注目を集めている品種の一つと言えるでしょう。
お米の特徴としては、粒が大きめでつやがあり、もちもちの粘りある食感が挙げられます。他の人気の品種と比較しても味や食感、香りなど様々な観点で高水準を満たしており、米の食味ランキングでは通算10回の最高ランク「特A」を獲得しているのも大きな特徴です。
笑顔が溢れるほどの美味しさと、丸々とした粒の見た目から「にこまる」と名付けられました。
コシヒカリやヒノヒカリとの違いについて
お米を品種で比較する際には、やはり一番有名といっても過言ではないコシヒカリと比べられることは多いです。また、にこまるは九州地方の気候を考慮して開発された品種であるということで、同じく九州のヒノヒカリと比較されることも多いです。
そこで、ここではにこまると、コシヒカリ・ヒノヒカリとの違いについてご紹介していきます。
コシヒカリとの違い
にこまるはコシヒカリの血を引く系統である「きぬむすめ」と、ヒノヒカリの親系統である「北陸174号」との交配により生まれた品種です。そのため、この両者とにこまるの特徴は大きく離れているわけではありません。
ヒノヒカリとの違い
前述の通り、にこまるの開発にはヒノヒカリの親系統の北陸174号が関わっています。こちらもヒノヒカリに近しい要素を持ってはいますが、違いもありますので、ご紹介します。
3つのお米の違い
にこまる | コシヒカリ | ヒノヒカリ | |
---|---|---|---|
味 | 全体的にバランスの取れた味わい | 甘みとうま味が強い | ややあっさりとした味わい |
食感 | しっかりとした粒感がある | 強い粘りともちもちの食感 | 程よい粘りと粒感がある |
見た目 | 粒が大きく、色白で艶やか | 中程度の粒で、美しい白色 | 炊きあがり時に白く美しい |
にこまるのお米はどこで買える?
インターネット上でお米を買うという方法が普及している現代なので、にこまるもオンラインで購入することができます。
Amazonや楽天でも購入することができますし、農家さんがこだわりを持って栽培しているお米や厳選した極上米を販売しているサイトなどもあるので、産地や生産時期、価格などの観点でお好みの商品を探してみてください。
当サイトでもオンラインショップにて熊本県の山奥で作るブランド米「つきぎ米」を販売しているので、ここで少しご紹介させていただきます。
熊本県南部の槻木集落と呼ばれる秘境で栽培されるつきぎ米は、大自然に囲まれた地域の特性と歴史ある伝統的な農法の融合によって生まれるブランド米です。
山間部ならではの激しい寒暖差と、山から溢れる新鮮な湧き水を活用した栽培、そして手作業で行う伝統的な稲架掛けと呼ばれる工程などが合わさって、味わい深いお米の生産を実現しています。
品種はにこまるを使用しており、粒に厚みがあるため噛み応えを楽しめるのと、適度な粘り気と程よい甘みが感じられます。一方で、しっかりとしたお米のうまみも味わうことができ、おかずがなくても食べられるくらい濃い味わいを体感していただけます。
つきぎ米は下記オンラインショップで販売しているので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください!
にこまるの美味しい食べ方、炊き方
にこまるは甘み、粘り、硬さなどのバランスが非常に良いお米なので、どんな料理とも相性が良いです。
コシヒカリと比べると味の濃さは比較的落ち着いているといえるため、特に同じく落ち着いた料理である和食などの料理とよく合います。
また、にこまるのもう一つの大きな特徴として冷めてもおいしさが続くというものがあり、この特徴から持ち運びを想定したお弁当やおにぎりに使っていただくと、変わらない美味しさでお米をお楽しみいただけます。
炊き方は一般的な方法から特に変える必要はありませんが、粒が大きめであるため、若干水の量を少なくするという炊き方を試してみてもいいかと思います。
特徴深いにこまるは、今最注目のお米!
今回は温暖化の進行が著しい現代において、特に注目度の高い品種「にこまる」をご紹介しました。
2024年はあらゆる場所でお米の流通が滞る「令和の米騒動」が起き大変な年でしたが、そのような状況でもにこまるはピンピンしていて、変わらない美味しさを全国にお届けすることができました。
スーパーで購入する場合は西日本以外の地域はにこまるを探すのに苦労するかもしれませんが、その場合はオンラインで購入することができるので、ぜひ検討してみてください。
当サイトで販売しているつきぎ米もにこまるを使ったおすすめのブランド米なので、気になる方は下記サイトをご覧ください!