こんにちは!地域創生ディレクターのひりゅうです!
みなさん、ソーセージは好きですか?子供も大人も大好きなソーセージ、最近ではソーセージをただ食べるだけでなく、実際に自分で作って食べることができる、ソーセージ作り体験のサービスが増えてきています。
今回、僕は熊本県球磨郡多良木町にある槻木集落にお店を置く「ハム・ソーセージ工房ナカムラ」さんにご協力をいただき、ソーセージ作り体験に挑戦してきました!
本記事ではその内容をご紹介していきます!
大自然の中におしゃれなソーセージ工房がオープン!
今回ソーセージ作りを体験させていただいたのは、「ハム・ソーセージ工房ナカムラ」さん。熊本県球磨郡多良木町の山奥にある槻木集落にお店を構える、加工肉の販売店です。そんなハム・ソーセージ工房ナカムラさん、実は2022年4月23日にオープンしたばかりの、新しいお店なんです!
槻木集落は、多良木町の中心部からさらに車で40分程移動した場所にある、自然に囲まれた田舎町。山の中に位置しているため、買い物に出かけるのはとても大変な地域です。「自宅の近くでおいしい食材が購入できるお店があったらいいのに、、、」そんな槻木で暮らす人々の希望や想いを実現するために立ち上がったのが、ハム・ソーセージ工房ナカムラさんです!
ハム・ソーセージ工房ナカムラについて
ハム・ソーセージ工房ナカムラさんが取り扱う商品には、ベーコン、ハム、ウインナー、ソーセージなどがあります。また、槻木集落は鹿や猪などの野生鳥獣を捕獲して食べる、ジビエの文化も盛んであるため、鹿ソーセージや猪ソーセージも販売されています。
人の手によって丁寧に作られた加工肉はやはりおいしいですし、他のお店ではあまり食べることができない鹿や猪の肉を活用したソーセージも購入することができるので、槻木集落の住民だけでなくとも、一度は訪れてみたい加工肉の販売店だと言えます。
以下で、ハム・ソーセージ工房ナカムラさんの詳細情報を載せておきます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
店舗名 | ハム・ソーセージ工房 ナカムラ |
---|---|
所在地 | 〒868‐0505 熊本県球磨郡多良木町大字槻木506 |
電話番号 | 工房:0966‐44‐1135 (不在の場合:090‐7291‐1179) |
販売商品 | ベーコン ハム ウインナー ソーセージ(豚、鹿、猪) |
ソーセージ作りを体験させてもらいました!
槻木集落に加工肉販売店が新しくオープンするという噂を聞いた僕は、地域創生ディレクターとしての血が騒ぎ、すぐにでも店舗に行かなければいけないと感じました。
居ても立っても居られなくなった僕は、その時はまだお店が開店する前だったのにもかかわらず、店長の中村正廣(なかむらまさひろ)さんに連絡をしてしまいました。すると中村さんは、
「ぜひお店に来てみてよ!よければ、ソーセージ作りも体験してみる?」
とおっしゃってくださいました。どんなお店なのかを見せていただくつもりで連絡したのに、ソーセージ作り体験までやらせていただけるなんて、、、。中村さんの優しさに感激を受けながら、すぐにお店へと出発しました。
山奥に店を構える、ハム・ソーセージ工房ナカムラに到着!
ハム・ソーセージ工房ナカムラさんの店舗に到着しました。周りは見渡す限り、山。お店は本当に大自然に囲まれた場所に作られています。
お店の目の前には川が流れているため、道路とお店をつなぐ橋が作られています。橋の入口や店の入り口には「ハム・ソーセージ工房ナカムラ」と書かれた木製の看板が設置されています。これらの看板はすべて中村さんのお知り合いや中村さんご自身で作られたそう。細部から工房感が溢れ出ていますね。
中村さんに教えてもらいながら、ソーセージ作りスタート!
中に入ると、既に中村さんはソーセージ作りを行われていました。その日はまだお店はオープンしていませんでしたが、「初日に完売してしまい、購入したいお客さんにソーセージを届けられないといった状況は極力避けたい」との想いで、今のうちからソーセージをたくさん作っているということでした。
挨拶を終えると、早速ソーセージ作りのレッスンが始まりました。今回体験させていただいたのは、豚肉を羊腸に詰めていく工程。専用の機械を使用し、ペースト状に擦り潰された豚肉を羊腸に丁寧に押し込んでいきます。
中村さんがゆっくりと豚肉を抽出してくださり、僕は豚肉が入った羊腸を、両手を使って一定の太さに調整をしていきます。細すぎたら見た目が悪くなりますし、太すぎると触感が悪くなったり、加工途中に破れてしまうことがあるため、ちょうどいい太さでソーセージを作っていく必要があります。
初めのうちはなかなか慣れることができず、太く作りすぎてしまって何度も途中で羊腸を破ってしまいました。ですが繰り返し腸詰めの工程を行っているうちに少しずつコツを掴むことができ、最後には腸を破ることなくおおよそ一定の太さでソーセージを作ることができるようになりました。きれいなソーセージを作ることができたときは、とても気持ちがいいです!
ソーセージの形作りの工程。これが一番難しい?!
無事羊腸にすべての豚肉を詰めることができましたが、このままでは1m越えの長いソーセージとなってしまい、非常に食べ辛いです。そこで、次は僕たちが普段食べているソーセージの長さに調整していく工程を行っていきます。
やり方はいたってシンプル。豚肉が詰まった羊腸を、適当な長さごとにねじる。ただそれだけです。しかし、いたってシンプルなこの作業が、実はとても難しかったです!
羊腸は非常に薄い作りとなっているため、強い刺激を与えてしまうと破れてしまいます。ゴムのような伸縮性もあるにはあるのですが、コツを掴むまでは慎重にねじっているつもりでも破れてしまいました。
一度店長の中村さんに見本を見せてもらったところ、中村さんは手際よく、そしてミスをすることなくソーセージの分割作業を行っていきます。さすがソーセージ職人中村さん。難しい作業をいとも簡単にこなしていく中村さんの技術には、言葉が出ませんでした。
職人の技術、恐るべしです!
手作りソーセージ、完成!
苦戦しながらも何とかソーセージのねじり工程をクリアすることができました。本来はここからボイルやスモークなどで加工をしていくのですが、今回のソーセージ作り体験は、ここで終了。
約2時間ほどかけて作成したソーセージがこちらです。
時間はかかりましたが、無事食べられる形のソーセージを作ることができました。太さや長さはバラバラですが、それも手作りソーセージならではの特徴。そう自分に言い聞かせながら、中村さんに挨拶をして、ハム・ソーセージ工房ナカムラを後にしました。
貴重な体験をさせてくださった中村さん、今回は本当にありがとうございました!!
ソーセージ作り体験を終えて
僕は今回、初めてソーセージ作りを体験しました。ソーセージはいろいろな場面で食べることの多い加工肉ですが、実際にどんな材料で、どのような方法で作られているのかは知りませんでした。
ですが、今回のソーセージ作り体験を通して、ソーセージ作りと一言でいってもたくさんの工程が必要であることや、きれいでおいしいソーセージを作るためには高い技術が必要であることなどを知ることができました。
体験を終えた後、店長の中村さんから自分で作ったソーセージを頂きました。それをフライパンで焼いて食べてみると、やはり手作りのソーセージは格別においしく感じました。ハム・ソーセージ工房ナカムラさんがこだわりを持って買い付けている素材そのもののおいしさも当然あると思いますが、やはり自分の手で一生懸命作ったからこそのおいしさというものもあるのではないかと感じました。
ソーセージ作りの面白さや大変さを知ることができるハム・ソーセージ工房ナカムラのソーセージ作り体験。今はまだサービスとしては確立させていないそうですが、気になる方は、ぜひ中村さんに相談してみてください。
手作りソーセージ、最高でした!
今回は熊本県多良木町槻木集落のハム・ソーセージ工房ナカムラを訪問し、ソーセージ作りを体験させていただきました。
はじめて体験するソーセージ作りだったため、慣れるまでに時間がかかりましたが、大好きなソーセージを作るのはとても楽しかったですし、ソーセージ作りの大変さを知ったことで、今まで以上にソーセージをおいしく食べられるようになりました。
また、ハム・ソーセージ工房ナカムラはソーセージ作り体験以外にも、ハムやベーコン、ウインナーといった商品も一般に販売しています。気になる方は、ぜひ一度足を運んでみてください。