こんにちは、地域創生ディレクターのひりゅうです!
熊本県南部の山脈を奥へ奥へと進むと、そこには大自然に囲まれた風情溢れる集落、「槻木集落」があります。そして、槻木集落にはミツマタと呼ばれる植物を活用して作られるドライフラワー『TSUKIGIみつまた』があります。
TSUKIGIみつまたは僕も実際に購入させていただいたことがありますが、1本の枝から溢れ出る高級感やどんな部屋にもマッチする洗練されたデザインには、とても感動しました。
今回は、そんなミツマタ職人の椎葉袈史(しいばけさし)さんが手掛ける「TSUKIGIみつまた」について紹介します。
目次
職人が丁寧に作り上げるドライフラワー『TSUKIGIみつまた』
TSUKIGIみつまたとは、山の中に自生する「ミツマタ」と呼ばれる低木を活用した、純国産の天然資源で作られるドライフラワーです。
ミツマタの枝部分を使って作られるTSUKIGIみつまたは、インテリアのジャンルとしては「枝物」の分類に当てはまります。ナチュラルホワイトの色合いからは上品さが感じられ、さらにミツマタの最大の特徴でもある、3本に枝分かれをしながら上に広がっていく様からは、TSUKIGIみつまたならではの迫力や存在感が感じられます。
一方で、デザイン自体はシンプルで他の装飾との相性も良いため、どんな部屋にもマッチするインテリアであることも、TSUKIGIみつまたの魅力の1つ。ハロウィンやクリスマスの時期には、枝の先にオーナメントなどを取り付けることで自分なりのアレンジを加えることもできるため、十人十色の楽しみ方を味わうことができます。
TSUKIGIみつまたの商品情報
商品名 | TSUKIGIみつまた |
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サイズ | 50~80cm、90~110cm、130~150cm の3サイズをご用意しています |
重量 | 約30g ※個体差あり、サイズによっても異なります |
価格 | 3本4,400円(税込)~ |
職人のこだわりが詰まった、TSUKIGIみつまたの魅力
まずは、職人のこだわりがたくさん詰まったTSUKIGIみつまたの魅力についてご紹介します。魅力を以下の3つにまとめました。
- 全てが手作業、枝先まで一切の妥協がない
- 厳しい選定基準と、徹底した品質管理
- 伝統と品質を守り抜く、「純国産」の誇り
全てが手作業、枝先まで一切の妥協がない
「大量生産」ではなく、「高品質」にこだわるTSUKIGIみつまたは、全ての工程がミツマタ職人によって手作業で行われます。
製造工程の1つに枝から皮を剥がす作業がありますが、丁寧さを欠くと枝先が折れてしまうことがあるため、極めて繊細な作業が必要です。これらはミツマタ職人である椎葉さんが長年磨かれてきた高い技術と、お客様に最高品質の商品をお届けしたいという椎葉さんの熱い想いがあるからこそなしえる業です。
全て手作業というのは、TSUKIGIみつまたの最大の特徴であるといえます。
厳しい選定基準と、徹底した品質管理
TSUKIGIみつまたから高級感が感じられるのは、素材に関して厳しい選定基準を設けていることと、品質管理を徹底して行っていることが要因として挙げられます。
商品として販売できる素材の条件は、分かれている枝の本数が多く、かつ全体的なボリュームが大きいこと。これらの条件を満たした枝は、1つのミツマタの木から多くても5本くらいしか取れません。
また、皮を剥いだ後のミツマタの枝はもともとはカビが生えやすい性質を持っていますが、職人による加工と品質管理により、きれいなナチュラルホワイトの色合いを維持することができています。 選定と品質管理に一切の妥協を許さない姿勢が、TSUKIGIみつまたのブランドを支えています。
伝統と品質を守り抜く、「純国産」の誇り
TSUKIGIみつまたのもう一つの魅力は、「純国産」であるという点です。
世の中にはミツマタを使ったインテリアが数多く存在しますが、その中でもTSUKIGIみつまたは「純国産」にこだわり、高い品質に誇りを持って作られています。 槻木集落において、和紙作りなどで古くから活用されてきたミツマタは地域を代表する植物だといえます。だからこそ、TSUKIGIみつまたはこだわりを持って作られているのです。
TSUKIGIみつまたを作る職人
TSUKIGIみつまたを作っているのは、槻木集落に数十年住み続ける椎葉袈史さん。 <span”>椎葉さんは槻木集落がある多良木町の教育長を務めたことがあり、在任中にはミツマタを原料とする「和紙」で卒業証書の制作を始めるなど、ミツマタとこの地域に強い想いを持たれている方です。
そんな椎葉さんがミツマタを使って愛する槻木集落や多良木町を盛り上げるために新たに始めたのが、「TSUKIGIみつまた」の制作。山奥の槻木集落ならではの豊かな自然に育まれた質の高いミツマタを、細部までこだわって仕上げたインテリアがTSUKIGIみつまたなのです。
TSUKIGIみつまたができるまで
TSUKIGIみつまたが完成するまでには以下のような工程があります。
- ミツマタを収穫する
- 靭皮繊維を剥ぐ
- 脱色する
- 天日干しする
- 剪定する
ミツマタを収穫する
職人が自ら険しい山の中に入ってミツマタを収穫します。サイズや形、状態などを1本ずつ確認して丁寧に収穫していきます。 収穫後の保管方法も細心の注意が払われており、温度や湿度が徹底管理されています。靭皮繊維を剥ぐ
収穫したミツマタは火加減を調節しながら4時間ほど蒸します。こうすることによって、枝の靭皮繊維が剥がれやすくなります。 靭皮繊維を剥いだ枝がTSUKIGIみつまたの材料となり、靭皮繊維は和紙の原料になります。脱色する
靭皮繊維を剥いだミツマタを脱色液に2日ほど浸すことによってカビの発生を防ぎます。その後よく澄んだ湧き水にさらに2日ほどさらします。これにより、脱色液の成分や特有の臭いがしっかりと抜けて安心・安全の品質となるのです。
脱色液に浸ける時間を長くしたり、強力な薬品を使ったりすると真っ白な枝にはなりますが、品質が損なわれ、枝本来の美しさが無くなってしまいます。 あくまで自然に近い色で仕上げるのは、ミツマタが持つ「ナチュラルホワイト」の美しさを追求するTSUKIGIみつまたならではのこだわりです。
天日干しする
木の枝は水分を含んでいると腐朽菌によって腐ってしまうため、太陽の光を使ってゆっくり時間をかけて乾燥させます。 乾燥機などで急速に乾燥させる方法もありますが、枝に急激な変化を与えるとひび割れしたり、脆くなったりしてしまいます。 手間と時間を惜しまない「乾燥」へのこだわりは、TSUKIGIみつまたのボリュームにも影響しています。剪定する
ここまでこだわり抜いて作られたTSUKIGIみつまたですが、最後までそのこだわりは徹底されています。 これまで数え切れないほどのミツマタを見てきた職人が、最も良い状態でお届けするための剪定を1つずつ丁寧に行います。TSUKIGIみつまたでお部屋に上品なアクセントを
今回は熊本県球磨郡多良木町の槻木集落で作られているインテリア「TSUKIGIみつまた」をご紹介しました。
職人のこだわりがたくさん詰まったドライフラワー「TSUKIGIみつまた」。上品でありながらシンプルなデザインでもあり、どんなお部屋にもマッチする素敵なインテリアです。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお手に取って、ご自身の目で確かめていただきたいと思います。
TSUKIGIみつまたについてはつきぎ集落公式オンラインショップで詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。