自然豊かな地方での暮らし、満喫されていますか?

家庭菜園にトライしたり、休日にはお子さんとキャンプや登山に出掛けたりと、都会では味わえない魅力に溢れていますよね。

でも、そんな田舎暮らしの中で、ヤマビルに遭遇した時は本当に驚きますよね。

一度噛まれてしまうと、せっかくの自然を楽しむ気持ちが萎えてしまうことも、、、

今回はそんなヤマビルに不安を抱えている方に向けて、ヤマビル対策の基本から実践までをご紹介します。ヤマビルを恐れることなく大自然を満喫するために、本記事の内容をぜひご覧ください!

目次

  1. 【基礎知識】ヤマビルってどんな生き物?
  2. 【実践編】ヤマビルに遭遇した時の正しい対処法
  3. ヤマビルを恐れず、豊かな自然を楽しもう!

【基礎知識】ヤマビルってどんな生き物?

自然豊かな山や森、畑の周辺に生息するヤマビル。

これまで都会で暮らしてきた方にとっては馴染みがなく、その生態は謎に包まれているかもしれません。

しかし、ヤマビルの特徴を知ることは効果的な対策を行うための第一歩です。

正しい知識を身につけて不安を取り除きましょう!

人の血を吸う?!ヤマビルってどんな生き物?

ヤマビルは温血動物の血液を栄養源とする吸血性の生き物。卵を産むための栄養補給が吸血の主な目的です。

吸血の際には、麻酔作用のある物質と血液を固まりにくくする物質を分泌するため、吸血されていることに気づきにくいのが特徴です。

血を吸った後のヤマビルは体がパンパンに膨れていることが多いですが、これはヤマビルが吸血後、体内で消化酵素を分泌し、ゆっくりと血液を消化しているからです。

ヤマビルはどこにいる?いつ活動する?

ヤマビルは日本の山間部、特に湿気の多い場所を好んで生息しています

活動が活発になる時期は梅雨時から秋口にかけて。

特に雨上がりの湿った地面や、川や水辺付近の草むら、落ち葉の下などに潜んでいます。

ヤマビルはわずかな振動や炭酸ガス、体温を感知して、動物や人に近づいてきます。

5月から10月くらいの期間は、山域を訪れる際は特に注意しましょう。

ヤマビルに血を吸われたらどうなる?

ヤマビルに血を吸われても、直接的な病原菌の媒介は確認されていませんので、過度に心配する必要はありません。

しかし、吸血後に分泌される物質によって出血が止まらず、人によっては少量の出血が2~3時間続くこともあります。かゆみや赤みが数日間続くこともあります。

また、直接的な影響はないということですが、体質によってはかぶれや軽いアレルギー症状が出る可能性もあるということなので、気になる方は皮膚科を受診するのが一番安心です。

【実践編】ヤマビルに遭遇した時の正しい対処法

できることならヤマビルとの遭遇は避けたいもの。

しかし、万が一吸着されてしまっても、適切な知識があれば慌てることなく対応することができます。

ここでは、実際にヤマビルに吸着された場合の対処法と、被害に遭わないための効果的なヤマビル対策について解説します。

ヤマビルを安全に剥がす方法

ヤマビルが吸血しているのを見つけたら、決して強引に引き剥がさないでください

無理に剥がすと出血が数時間止まらなくなってしまったり、ヤマビルの口器が皮膚に残り、炎症の原因になったりする可能性があります。

安全に剥がすには、塩やアルコール、忌避剤(きひざい)のヤマビルファイターなどをヤマビルにかけるのが効果的です。

ヤマビルは刺激に弱いため、数秒で自ら剥がれていきます。

もし手元に何もない場合は、ピンセットやカードの角などで口器の近くをそっと刺激し、吸着を解除させる方法もあります。

吸血後の傷口のケアについて

ヤマビルが剥がれた後の傷口は、血が止まりにくいのが特徴です。

まずは清潔なガーゼやティッシュでしっかりと血を拭き取り、流水で洗い流します。

その後消毒液で傷口を消毒し、絆創膏などで保護してください。かゆみや腫れが気になる場合は、市販のかゆみ止めを塗るのも良いでしょう。

数日間は様子をみて、異常が続く場合は皮膚科を受診することをおすすめします。特に、お子様や犬が噛まれた場合は、より丁寧なケアが必要です。

ヤマビルによる被害を予防するためには?

ヤマビル対策で一番大切なのは、そもそもヤマビルを寄せ付けないようにすることです。

山に入る際は肌の露出を避け、長袖・長ズボンは必須。裾は靴下や長靴の中に入れるようにしましょう。足元からの侵入を防ぐために、スパッツの着用もおすすめです。

忌避剤として、ヤマビルファイターのような専用スプレーを服や靴にたっぷりかけるのもおすすめです。専用スプレーがない場合は、下記のような虫よけスプレーでも効果が期待できます。

筆者は基本このスプレーで対策しています!(画像はAmazon.co.jpより引用:https://x.gd/P6CXh)

また、市販のハッカ油を水で薄めて使用するのも有効なヒル対策になります。

キャンプや登山に行く際はこれらのグッズを忘れずに準備し、ヤマビルが多い山域では特に念入りな対策を心がけましょう。

ヤマビルを恐れず、豊かな自然を楽しもう!

ヤマビルと聞くと、少し身構えてしまうかもしれません。

しかし、正しい知識適切な準備があれば、過度に恐れる必要はありません。

今回ご紹介したヤマビル対策を実践すれば、安心して自然の中でのアクティビティや田舎暮らしを楽しむことができます。

このメディアサイトでは、ヤマビル対策だけでなく、地域での生活を豊かにする様々なお役立ち情報を提供しています。

これからも、困ったことや知りたいことがあれば、いつでもこのサイトにお越しください!