人口比率の50%以上が65歳を超える方々で構成される地域のことを、限界集落と呼びます。

少子高齢化に伴い、人口減少も加速する。人口が減れば、地域の大切な文化や歴史、魅力を維持することも難しくなります。

当サイトでご紹介している熊本県南部「つきぎ集落」も、限界集落と呼ばれる地域の一つ。つきぎ集落で数年間活動し続けてきて、定住人口も関係人口も含めて、人口を増やすことの難しさは痛感しています。

ただ、地域の大切な魅力を後世に残していく方法は、人口増加だけではないと思っています。

直接その地域を訪れなくても、地域の魅力を知る。地域のことを好きになる。地域のことを応援してくれる。そんな人が増えたら、文化や歴史を繋げていく一つの手がかりになるのではないか。私はそんな風に考えています。

そこで、今回は皆さんにつきぎ集落の温かく、懐かしく、美しい光景を知っていただきたいという思いで、つきぎ集落の素敵な写真をいくつかピックアップしました。

少しでも興味を持っていただき、少しでも「この景色を残したい」と思っていただける方が増えたらいいなという思いで、ご紹介していきます。

つきぎ集落の美しい自然

つきぎ集落で一番好きな景色

私がつきぎ集落で一番好きな景色です。幻想的な深い緑色、清らかに流れる川。自然豊かなつきぎ集落をとてもよく表している一枚です。

つきぎから見える“霧”

つきぎ集落は「球磨盆地」とよばれる、盆地地域にあります。そして、盆地ならではの特徴がこの「」です。冬になるとよく霧が出て、山の上からは雲海が観られることも。良い雲海の写真が撮れたら、またご紹介しますね。

つきぎ集落の夜は、さらに幻想的です。プラネタリウムかのように見られる星の数々は美しく、皆さんに見ていただきたい光景の一つです。

つきぎのお米栽培

自然豊かなつきぎ集落では、農作物も盛んに栽培されています。今でも手植え、自然乾燥が行われているお米栽培の光景はおすすめ。

つきぎの原木椎茸

つきぎ名物の一つ、原木椎茸。山の中にあるつきぎ集落だからこそできる栽培方法で、味はもちろんですが、椎茸農園の景色も一見の価値ありです。

つきぎの野菜栽培

野菜の栽培も行われています。販売用ではないため、広大な畑での栽培ではありません。それぞれのご家庭ごとのこじんまりとした畑が、可愛らしくて素敵です。

(つきぎ集落の野菜は不定期で詰め合わせセットとして販売しています。気になる方は当サイトやつきぎ集落公式インスタグラムを随時チェックしてください)

つきぎの鹿これはだいぶレアな写真です。つきぎ集落には鹿などの動物がたくさん生息していますが、こういう写真が撮れるチャンスはあまりありません。つきぎに来る写真家の方には、ぜひトライしていただきたい写真です。

つきぎ集落の施設、観光スポット

つきぎのコンビニ、郵便局

自然以外にも魅力はたくさん。高齢者の多いつきぎ集落では、地元の簡易郵便局は欠かせません。隣には集落唯一のコンビニ(店名:松本商店)もあります。

つきぎの旧小学校

現在は使われていない小学校。今は集落支援員さんの事務所や災害時の避難所として活用されています。

つきぎの体育館
体育館は地域イベントの際に使用します。地域の方が定期的に掃除をしているので、とてもきれいです。

こちらは旧中学校の廊下です。全て木材でできているところに懐かしさを感じます。

悠久石

つきぎ集落の観光スポット、悠久石(ゆうきゅうせき)。このきれいな丸い形は、自然の力で形成されたとのこと。多くの方が悠久石を観につきぎ集落を訪れます。

つきぎ集落の大切な魅力を残すために

今回ご紹介した写真以外にも、つきぎ集落にはもっとたくさんの魅力があります。当サイトでは今後もつきぎ集落の素敵な特徴を発信していきます。

また、つきぎ集落公式インスタグラムでは週に2回、つきぎ集落を中心に人吉球磨エリアの情報を発信しているので、フォローしていただけますと幸いです。

つきぎ集落公式Instagram

そして、今回写真でご紹介したお米や椎茸などのつきぎ集落の名物は、オンラインショップで販売しています。ご興味のある方はサイトに遊びに来ていただけるとうれしく思います。

つきぎ集落公式オンラインショップ

これからもつきぎ集落をよろしくお願いします!