こんにちは!地域創生ディレクターのひりゅうです!

神秘的な場所、大自然を感じられる場所、他には絶対にないその地域特有の観光スポットを訪れることに興味がありますか?熊本県球磨郡多良木町の山奥に保管されている巨大な石「悠久石」は、まさに他の地域には絶対にない観光スポットの代表であるといえます。

今回私は、実際に多良木町の山奥、槻木集落を訪れ、この目で悠久石の実態を確かめに行ってきました!この記事ではその様子を紹介していきます。

目次

  1. 悠久石ってなに?
  2. 多良木町から車で1時間!実際に悠久石を見に行きました
  3. パチンコ玉が置かれている?!悠久石の特徴について
  4. 悠久石を見てみた感想
  5. まとめ

悠久石ってなに?

悠久石ってなに?

悠久石とは、熊本県球磨郡多良木町の山奥を進んだ先にある「槻木集落」に置かれている、巨大で丸い形をした岩のことです。

大きさは直径約1.4m、重さは約4トン。この情報から悠久石がどのくらい大きいかを想像することができると思います。また画像を見るとわかるとおり、悠久石はただ大きいだけでなく、とてもきれいな球形をしていることも特徴的です。

ここまできれいな球形だと、悠久石は人の手や機械によって作られた人工の岩だと思われてしまうかもしれません。しかし、なんとこの石は人や機械の手が一切加わっていない、100%天然の巨大石なのです!調査の結果、数千万年前に形成された砂岩が長期間の風化浸食により割れ、さらに流される途中で角が取れていったことで出来上がったものであるとわかっています。

悠久石は、2006年7月に起きた豪雨によって山の土砂崩れとともにその姿を現しました。あまりにもきれいな形をしていることから、町で保存をすることが決まり、槻木集落の弘法大師堂前で保管されることになりました。

多良木町から車で1時間!実際に悠久石を見に行きました

「大きくてまん丸で自然の力だけで作られた悠久石。奇跡の岩であることはわかったけど、実際に見てみないことにはその凄さがイメージできない!!」
こう考えた僕は、この度、実際に多良木町槻木を訪れて悠久石を見に行ってきました

悠久石が置かれている槻木集落は、九州山地の奥まった場所にある多良木町の中心地から、さらに山奥を進んだ山間部にあります。初めのうちはたくさんあったコンビニやスーパーも、山へと入っていくうちにほとんど見られなくなりました。

槻木集落の山道

新鮮できれいな大自然の景色を眺めながらの移動なので、険しい山道でも苦になることはありません。遠足気分で目的地へと向かいます。

そして、多良木町の中心地から車でおおよそ1時間後。無事、悠久石が置かれている弘法大師堂の場所までたどり着くことができました。こちらが入口の階段です。

悠久石への入り口

階段の先に駐車場があるため、車で来た人はわざわざ階段を上る必要はありません。めんどくさがりな僕は、そのまま駐車場へ向かいました。

さあ、それでは奇跡の岩「悠久石」を拝みに行きましょう!

パチンコ玉が置かれている?!悠久石の特徴について

車で無事入場。駐車場からの景色はこんな感じです。

悠久石の景色

年季の入った小屋のような建物やこのエリアを囲む背の高い木々が目に入りますが、やはりまん丸の悠久石は特に存在感がありますね。

悠久石付近にはいくつか資料が用意されていました。こちらは悠久石が発見された時に撮影された写真です。

悠久石発見時の写真豪雨時の土砂崩れと一緒に出現したとされる悠久石ですが、その巨体を受け止めてくれたのはこのガードレール。ガードレールが支えていなければ、そのまま谷の奥の方へと転がってしまい、人から発見されることはなかったことでしょう。奇跡の岩をこの地にとどめておいてくれたガードレール様に、感謝です。

さらに詳しく悠久石周辺を調べてみると、なにやら魅力的な銀の玉が置かれていることに気が付きました。なんとその玉の正体は「パチンコ玉」ではありませんか!!

悠久石のそばに置かれているパチンコ玉

調べたところによると、以前この悠久石は知る人ぞ知るパワースポットとしてテレビ番組で紹介されたことがあるようです。そのテレビ番組では「パチンコの勝率が上がる(と勝手に考えている)パワースポット」として紹介されていたみたい。たしかに、これだけきれいで大きな丸い石からなら、パチンコを勝利へと導く特殊なパワーが放出されていそうな、いなさそうな。。。

悠久石関連の情報はざっとこんなところですが、ここには悠久石のほかにもいくつかの観光スポットがあります。

一つは弘法大師堂。ここには、真言宗を開いたとされる弘法大師(空海)の像が祀られています。弘法大師像は室町時代前期の弘法大師信仰拡大の象徴であると考えられており、熊本県の重要文化財の一つとして指定されています。

弘法大師堂

もう一つは樹齢600年を超えるとされる、コウヤマキイチョウの大きな木です。弘法大師堂を設立するのと同時期に植えられたと考えられており、県内有数の立木であるとされているコウヤマキとイチョウの大木。コウヤマキは熊本県の、イチョウは多良木町の天然記念物として認定されています。

樹齢600年以上のコウヤマキ

以上が、悠久石とその周辺の魅力的な観光スポットでした。

悠久石を見てみた感想

悠久石を見てみた感想

今回はいろいろと下調べをしたうえで訪れたわけですが、やはり本物の悠久石を前にすると、その迫力に圧倒されてしまいました。

具体的にどんな迫力に圧倒されたかを説明すると、、、
やはり「本当に自然に出来上がった形なの?」と疑いたくなるようなきれいな丸い形に、強い衝撃を受けました。

正直パチンコの出が良くなることに関する信憑性はよくわかりません。しかし、「数千万年も前からある大きな岩が、一切割れることなく長い期間を耐え抜き、そして2000年代の今、私たちのもとへとやってきた」というストーリーを知ると、確かに何かしらのエネルギーを分け与えてもらえるような、そんな印象を受けました。

悠久石を見に行くために山道を1時間近くかけて移動しなければいけないのは少し大変そうな感じがしますが、この奇跡の丸い石の美しさ、そして迫力を体感してもらうためにも、ぜひとも多くの人にこの地を訪れてみて欲しいなと思いました。

まとめ

多良木町の悠久石に行ってきました!【まとめ】今回は熊本県球磨郡多良木町の山奥にある悠久石について、実際に足を運んで確認したポイントなどを踏まえて紹介していきました。

自然の中で生み出された神秘的な観光スポットは他にもたくさんありますが、これほどまでにきれいな形をした岩が人の手を加えることなく作られたという話は、他では聞いたことがありません。

ぜひ一度多良木町槻木集落に足を運び、奇跡の石「悠久石」をその目で確かめてみてほしいと思います!