つきぎ集落は熊本県南部の山の中を車で40分ほど進んだ先にある地域で、その道中はぐねぐねと蛇のように曲がった、険しい山道となっています。
しかし、つきぎ集落はここ最近、この険しい山道をものともせず、自慢の愛車でスイスイと駆け上がるバイク乗りの方々にお越しいただくことが多くなってきています。
熊本県のツーリングといえば阿蘇が一番に思いつきますが、人吉球磨エリアの新しいツーリングスポットとしてつきぎ集落を注目してくださっている人が増えているようです。
九州のツーリングスポットを探している皆様、ぜひ一度つきぎ集落にお越しください!
目次
人吉球磨の新しいツーリングスポット?!つきぎ集落とは?
つきぎ集落は、熊本県球磨郡多良木町の山の中にある、小さな地域です。
あたり一面が木々で覆われている自然豊かなつきぎ集落には、山のいたる所から新鮮な湧き水が溢れ出ており、また地面からは今でも縄文時代の矢じりが発見されるなど、神秘的な地域となっています。
昔ながらの方法で育てられているお米や野菜はとても美味しいですし、鹿や猪などの鳥獣狩りも行われているため、食が非常に豊かです。椎茸栽培も有名で、全国の品評会で最高賞である農林水産大臣賞を受賞した椎茸農家さんもいらっしゃいます。
自然を中心とした日本の原風景を体験できる地域。それがつきぎ集落です。
ツーリングのゴールはここ!大人気の軽喫茶「つきぎの里」がおすすめ
2023年、人口100人未満の小さな地域であるつきぎ集落に、地元の味とゆったりとしたコミュニケーションが楽しめる軽喫茶「鹿バーガー食い処 つきぎの里」がオープンしました。
つきぎの里は、鹿や猪の肉を使った「スペシャルバーガー」が絶品で、また訪れた際には店長の中村さんが気さくにお話をしてくれることから、つきぎ集落に来る観光客が必ずと言っていいほど訪れる人気のお店となっています。
また、中村さんは同じ場所で加工肉販売店である「ハムソーセージ工房ナカムラ」も運営しており、ここでは中村さんがすべて手作りで作るこだわりのベーコンやソーセージなどを購入することができます。お土産を買って帰ることができる点も、観光で来られる方々には喜ばれているようです。
ツーリングでお越しいただく皆様も、ぜひつきぎの里に行ってみてください!
つきぎ集落は多良木町から約40分かかります
最後に、ツーリングで来られる方に向けて、つきぎ集落へのアクセスについてご説明します。
現在つきぎ集落へは、多良木町からの行き方と宮崎県小林市から入る行き方の2つがあります。山道を進んでいくため、スマートフォンの通信は道の途中で圏外となってしまうので、ご注意ください。ナビを使用する場合は「槻木小学校」、Googleマップなら「ハムソーセージ工房ナカムラ」と設定すれば案内してもらえると思います。
山に入ると、そこからは険しい山道が40分程続きます。道案内の看板がほとんどないので不安に思われる方が多いようですが、一本道をずっと道なりに進んでいくと到着するので、信じて進んでいきましょう。つきぎ集落へのアクセスについて
人吉球磨のツーリングならつきぎ集落へ!
険しい山道を乗り越えなければたどり着けないつきぎ集落ですが、お越しいただいたバイク乗りの方に話を聞いてみると、多くの方が「大変だけど、気持ちいい。」「達成感がある!」とのご感想を話してくださいました。
阿蘇や天草などのツーリングスポットには何度も訪れたという方は多いと思います。そんな方には、ぜひ一度つきぎ集落にお越しいただきたいと思っています。
お越しいただいた際には、つきぎの里にも立ち寄ってみてくださいね!