熊本県球磨郡多良木町で、今年も「たらぎひなまつり散歩道」が開催されます！
毎年2月から3月にかけて開催される多良木町恒例のひな祭りイベントですが、なんと今年は全6つの会場で迫力ある豪勢な人形が飾られ、ひな祭りの華やかな雰囲気が町全体を明るく彩ります。
町外からもたくさんの方にお越しいただくイベントとなっておりますので、今回は遠方から来られる方や多良木町に初めて来られる方にもたらぎひなまつり散歩道を存分に楽しんでいただけるように、各会場ごとの魅力や詳細情報をご紹介していきます。
また、イベントの前後でお楽しみいただけるおすすめの飲食店や観光スポットなども紹介しているので、ぜひひな祭りと併せて多良木町の面白さを体験していってください！
目次
「たらぎひなまつり散歩道」とは？
「歴史とロマンの里」と称される多良木町では伝統的な地域行事が多数大切に保存されていますが、たらぎひなまつり散歩道もそのうちの一つです。
地域が保管している人形に加えて、住民の方々が自宅で飾らなくなったものを持ち寄り集まった無数のひな人形。この人形が作り出す大迫力の光景には、当イベントならではの魅力があります。
作られた時代や見た目が異なる多様なひな人形に加えて、吊るし雛（つるしびな）と呼ばれる天井から吊るすタイプのひな飾りも贅沢に使われているため、華やかな雰囲気が広がっているのも特徴です。
また今回は全6つの会場でひな人形が飾られており、各会場ごとで異なる魅力をお楽しみいただけます。「太田家住宅」や「旧白濱旅館」といった会場は江戸時代や明治時代に建てられた重要文化財を使用した施設となっていますので、そのような貴重な空間の中で味わうひな祭りも必見です。
たらぎひなまつり散歩道 各会場の詳細
2025年のたらぎひなまつり散歩道は、全6会場で開催されます。以下では各会場へのアクセスや会場ごとの特徴について解説していきます。
太田家住宅
江戸時代後期に建てられたと考えられている太田家住宅は、当時の家づくりに関する厳しい規制をかいくぐるための鉤型（かぎがた）をした住宅構造が特徴で、時代を感じます。
そんな太田家住宅を活用した展示では、ひな人形の豪勢な見た目と住宅の幻想的な雰囲気がマッチした素晴らしい空間をお楽しみいただけます。
| 施設名 | 太田家住宅 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町久米字中仁原447−4 |
| 開催日時 | 2月15日(土)～3月9日(日) |
| 営業時間 | 9時～16時 |
| 特徴 | 3月2日(日)に限り来場者にプレゼントあり |
交流館石倉
穀物などの常温倉庫として昭和の時代に建てられた石倉。多良木町にある石倉は3棟並んで立っているのですが、この作りの石倉は大変珍しいと言われています。
多良木町の石倉で行われるひな祭りは、全6会場の中でも最大規模のひな壇、最多数のひな人形が演出する圧巻の光景が魅力です。
| 施設名 | 交流館石倉 B棟 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町大字多良木1543-1 |
| 開催日時 | 2月15日(土)～3月15日(土) |
| 営業時間 | 10時〜17時 |
| 特徴 | 雑貨販売、3月1日(土)ステージイベントあり |
旧白濱旅館
こちらは明治時代に建設されたとされる、木造2階建ての旅館「旧白濱旅館」。現在でも宿泊施設として利用することができる、地域の貴重な文化財の一つです。
歴史的文化財とひな祭りの雰囲気の融合が生み出す幻想的な館内には、太田家住宅とはまた違った光景が広がります。
| 施設名 | 旧白濱旅館 明治棟 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町大字多良木883 |
| 開催日時 | 2月22日(土)～3月9日(日) |
| 営業時間 | 9時〜17時 |
| 特徴 | 雑貨販売 |
ふるさとの森休養施設（槻木地域）
多良木町南東部の山奥に位置する槻木地域にある「ふるさとの森休養施設」でもひな祭りが開催されます。
ふるさとの森休養施設は、以前は中学校の校舎だった施設です。可愛らしいひな人形が飾られた昔懐かしいノスタルジックな校舎の中には、なんともいえない素敵な雰囲気が広がります。
| 施設名 | ふるさとの森休養施設 （元槻木中学校校舎内） |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町槻木504-2 |
| 開催日時 | 2月25日(火)～3月31日(月) |
| 営業時間 | 10時～15時 |
| 特徴 | 作品展併設 |
久米公民館
地域住民の交流、活動拠点の機能を担う久米公民館のひな祭り。同施設内で写真展も行われているとのことなので、併せてお楽しみいただけます。
| 施設名 | 久米公民館 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町大字久米331 |
| 開催日時 | 3月1日(土)～3月3日(月) |
| 営業時間 | 10時〜16時 |
| 特徴 | 来場者にプレゼントあり、写真展併設 |
源島宅～ひととえ～
6つ目のひな祭り会場である「源島宅～ひととえ～」では、可愛らしいひな人形の光景をお楽しみいただけるのはもちろん、来場者にお菓子のプレゼントもあるとのこと。ぜひ行ってみてください。
| 施設名 | 源島様宅 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県球磨郡多良木町大字多良木713 |
| 開催日時 | 2月20日(木)～3月5日(水) |
| 営業時間 | 10時〜16時 |
| 特徴 | 来場者にプレゼントあり |
マルシェイベント「おひなマルシェ」も必見！
6つあるひな祭り会場のうちの交流館石倉にて、3月1日(土)の1日限定で「おひなマルシェ」が開催されます！
おひなマルシェは、会場周辺の屋外・屋内スペースにて多数の出店が予定されているマルシェイベント。
昨年開催された同イベントでは、いまどきのフードやドリンクを提供するお店や地域から愛され続ける老舗の飲食店、おしゃれな雑貨を販売するお店など、多種多様なお店が軒を連ねました。
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※昨年の投稿です。
ひな祭りの温かい雰囲気や交流館石倉の重厚感のある風合いも相まって、他にはない充実したマルシェイベントとして昨年は多くの来場者にお越しいただけたとのこと。
多良木町の圧巻のひな壇を見て回った後は、マルシェの美味しい食事や雰囲気を楽しみながらほっと一休みしてみるのはいかがでしょうか？
※おひなマルシェの最新情報は、多良木町観光協会さんのInstagramアカウントでご確認いただけます。
ひな祭りを楽しんだ後はこのプランがおすすめ！
多良木町では全6つの会場で、充実した内容のひな祭りが開催されます。
しかし、せっかく多良木町に来たのにひな祭りだけを楽しんで帰るのはもったいない！
本記事のしめくくりとして、多良木町にお越しいただく方にひな祭りと併せてお楽しみいただけるおすすめの観光プランをご紹介します。
ぜひ多良木町を堪能していってください！
地元民に愛される絶品ランチを食べる
午前中にひな祭りをご覧になる方は、観覧後にはぜひ多良木町でお昼ご飯を食べていっていただきたいです。
多良木町は都会のように至る所にお店がある地域ではありませんが、実は「本当に美味しい！」と思える名店がいくつもあります。
例えば老舗レストランの「まつ藤」。
まつ藤の看板メニューの一つ「オムライス」。
温かみを感じるレトロな店内と、洋食を中心に多種多様なメニューが用意されているまつ藤さんは、数十年という長い年月を通して地元の方から愛され続けてきました。
どの料理も本当に美味しくて、量も多いのでコスパが高いのがうれしいのですが、なによりどのメニューもどこか懐かしいんです。昔お母さんやおばあちゃんが作ってくれた手料理を思い出させる懐かしさと言いましょうか。
メニューが豊富でどれを選ぶかいつも迷ってしまいます。
この感動は一度食べてみてもらいたいと思います。
また、ひな祭り会場の交流館石倉から歩いて行くことができる「かめやラーメン」も超老舗で、伝統あるお店だからこその絶品ラーメンが食べられるのでおすすめです。
多良木町の老舗ラーメン屋「かめや」
ジャンルとしては熊本ラーメンだと思うのですが、スープが透き通っていて、でもガツンとニンニクが効いたインパクトのある味わいも楽しめて。斬新な印象を感じる一方で、ラーメンとしてのクオリティは非常に高いというのが嬉しいポイント。
唯一無二のかめやラーメンはガツンとしたニンニクの風味が美味しい！
この2つ以外にも多良木町にはおすすめの飲食店がまだまだあります。下記記事ではより多くのお店を紹介しているので、ひな祭り後にランチを予定している方はぜひご覧ください。
多良木町のおすすめ観光スポット
ランチを食べて体力が回復した方には、多良木町の観光をお楽しみいただけたらと思います。
「歴史とロマンの里」と称される多良木町には、平安・鎌倉時代から残る歴史的建造物がいくつかあります。
その代表的なものが、重要文化財の青蓮寺。
国指定重要文化財「青蓮寺」
重厚感のある分厚い茅葺屋根が迫力満点の寺院で、一見の価値ありです。
続いて紹介する必見観光地は、妙見野自然の森展望公園。多良木町全体を見渡せる絶景スポットです。
妙見野自然の森展望公園から見下ろした多良木町の景色
多良木町南東部の山道を進んだ先にある公園なのですが、数年前の豪雨の影響で現在車で登ることはできません。ただ、遊歩道と呼ばれる約1,000段ある階段を登れば行くことができるので、ハイキングとしていってみてはいかがでしょうか？
また、ブルートレインたらぎという宿泊施設もぜひご覧いただきたいと思います。
寝台列車の車両をそのまま使った宿泊施設「ブルートレインたらぎ」
こちらは新幹線がない時代の長距離移動の手段として活用されていた寝台列車の車両を簡易ホテルとしてそのまま活用している施設になります。
電車好きはもちろん、そうでない方も他では味わえない唯一無二の宿泊体験が味わえるので、ぜひ訪れてみてください（宿泊しない方も内部の見学ができるので、気軽に連絡してみてください）。
日帰り温泉でリラックス
えびすの湯の前にある、えびす様の像
全6つのひな祭り会場を見て回った後は、達成感と共に疲労感を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、ぜひ多良木町の「ふれあい交流センターえびすの湯（以下、えびすの湯）」で疲れを癒してから帰っていただけたらと思います。
えびすの湯は多良木町にあるスーパー銭湯。昔ながらの銭湯で、地域の方にとって欠かせない施設の一つです。
露天風呂があるのが嬉しいポイント
銭湯の特徴としては、露天風呂あり、スチームサウナありの文句なしの設備。サウナではサウナマットが使い放題なのが嬉しいポイントです。
入浴を終えたら、広大な休憩スペースでひと眠りするのもおすすめ。畳の上で横になるのは本当に気持ちがいいので、気づいたら夜だった、なんてことにはならないように気を付けてくださいね。
そしてなにより嬉しいのが、入館料が450円と激安なところ。都会だと500円を切るところはもう見つからなくなってきているので、気軽に立ち寄れるのが本当に良いです！
多良木町のひな祭りイベントにぜひお越しください！
今回は多良木町で開催されるひな祭りイベント「たらぎひなまつり散歩道」の情報に加え、合わせてお楽しみいただけるおすすめの観光プランについてご紹介していきました。
多良木町は熊本県南部の小さな地域ですが、自然や歴史、そして今回のひな祭りのような地域イベントなど、魅力的なコンテンツがたくさんある地域です。
今回ひな祭りイベントにお越しいただく方には、ぜひ多良木町を存分にお楽しみいただけたらと思います。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております！
