こんにちは、地域創生ディレクターのひりゅうです!

熊本県多良木町槻木(つきぎ)の山奥、槻木集落で植林体験を行いました!植林体験の機会をご提供してくださったのは、数十年もの長い期間みつまたの生産・販売活動に取り組まれている、みつまた職人の椎葉袈史(けさし)さん。

今回は、椎葉さんご指導のもとでみつまたの植林にチャレンジしてきたので、その様子をお伝えしていきます!

目次

  1. みつまたの植林に挑戦した理由について
  2. 「みつまた」とは?
  3. みつまた植林体験
  4. みつまたを植林してみて感じたこと
  5. まとめ

みつまたの植林に挑戦した理由について

みつまたの植林に挑戦した理由について現在私たちは、みつまたの生産に取り組まれている椎葉さんとタッグを組み、みつまたの枝に加工を加えて商品化した「TSUKIGIみつまた」の販売事業を行っています。

椎葉さんとは長い期間お付き合いをさせていただいています。その中で、TSUKIGIみつまたを販売するまでの大変さや難しさについてはたくさんのお話をお聞きしてきました。

そこで今回、TSUKIGIみつまたの製造や販売の苦労をより深く理解すること、そして苦労を理解したうえでみつまた事業のさらなる成功に少しでも貢献することを目指して、椎葉さんにご協力をいただき、みつまたの植林体験に挑戦してきました!

「みつまた」とは?

「みつまた」とは?みつまたは、和紙の原料として活用されることの多い落葉性の低木。名前の通り木の枝が3本に分かれているのが特徴で、3月から4月ごろには枝の先に黄色いきれいな花を咲かせます。

和紙の原料にするときには、木の皮部分を剥いで使用します。この皮部分を剥いだ後のみつまたの枝は、白くなめらかで、光沢があります。この特徴に可能性を感じた椎葉さんは「白い枝のまま消費者に届けたら、枝も地域資源になるのではないか」と考え、そこからTSUKIGIみつまたの販売を行うようになりました。

現在、TSUKIGIみつまたは公式オンラインサイトにて販売しています。また、公式インスタグラムでもTSUKIGIみつまたの情報やTSUKIGIみつまたを活用したお部屋づくりの提案について発信しています。ご興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください!

みつまた植林体験

みつまた植林体験今回は、椎葉さんがご用意してくださったみつまたの苗木を使って植林を行いました。みつまたは日なたから明るい日陰まで、さまざまな場所に植えることができる植物。今回は槻木集落にある山の斜面に苗木を植えました。

みつまたは、苗木の状態から花が咲くまでに2年ほどの期間がかかります。そのため、強い雨や風に当たっても倒れないくらい深く、しっかりと地面に植えなければいけません。椎葉さんからは、「植えた後に苗を引っ張ってもびくともしないくらいしっかり植えなければいけない」と教えていただきました。みつまたの植林は深くしっかり植えることを意識する苗木を植えるための穴を掘る際には鍬(くわ)を使用します。倒れないように苗木をしっかりと植えつけなければいけないので、鍬を使って深い穴を掘らなければいけません。

しかし、この鍬が非常に重たい。数回使用するだけですぐに息が切れてしまい、30分間で3、4本しか植えられませんでした。

1日で200本は植えないとダメだよ」
こう話す椎葉さんは、重たい鍬を軽々と使いこなします。改めて、数十年という長い期間みつまたの栽培に尽力されている、みつまた職人のすばらしさを実感することができました。

今回の植林体験で植えた苗木の数は約20本。何本か植えていくうちに少しずつ慣れることはできましたが、椎葉さんからいただいた1日200本のノルマには到底及びませんでした。みつまた植林のノルマは1日200本

みつまたを植林してみて感じたこと

みつまたを植林してみて感じたことやっぱりみつまたの植林は大変でした。深い穴を掘るために、ただでさえ重たい鍬を力いっぱい振り下ろさなければいけません。苗を植える場所も足場が不安定な山の斜面だったので、植林を終えた後はバテバテでした。

ですが、大変さと同じくらい大きな達成感も感じました。地面にしっかりと植えられた苗木を見ると、これからどんどんと大きく成長していき、和紙やTSUKIGIみつまたへと生まれ変わっていく様子をイメージすることができます。

みつまた事業を行っている職人の方々の苦労を理解するきっかけにもなり、本当に良い体験をすることができたと感じました。みつまた事業の面白さや地域創生の面白さをさらに多くの人に伝えられるように、これからも尽力していかなければいけないと思いました!

まとめ

まとめ熊本県多良木町槻木で挑戦した、みつまたの植林体験の様子をご紹介しました。椎葉さんとタッグを組んで取り組んでいるTSUKIGIみつまた事業をさらに成長させていくためにも、今回みつまた植林の大変さ、面白さを知ることはできたのは非常によかったと感じました。今後も引き続き、ご支援できることには積極的に協力していきたいと思います!