こんにちは!地域創生ディレクターのうりーなです!

熊本県球磨郡にある水上村は、テレビ番組『ポツンと一軒家』でも紹介されたことがある、九州中央山地に位置する小さな村です。そんな水上村には、自然を活かした観光スポットがいくつも用意されています。

本記事では、水上村の特徴人気の観光スポットを紹介し、さらに実際に足を運んで訪れた「市房ダム」「白水滝と吊り橋」についてのレビューをお伝えしていきます!

目次

  1. 水上村とは?
  2. 水上村の特徴
  3. 水上村探索!観光スポットをレビューします

水上村とは?

まずは水上村の詳細情報についてご紹介します。人口や面積などを表にまとめています。

住所 熊本県球磨郡水上村
面積 190.96km²
総人口 2,066人
世帯数 864世帯
隣接地域 八代市、球磨郡湯前町、多良木町、五木村
東臼杵郡椎葉村(宮崎県)、児湯郡西米良村(宮崎県)

水上村の特徴

水上村の特徴

https://mizukami-ichifusa.com/nature/

人口約2,000人の小さな地域「水上村」があるのは、熊本県南部に広がる球磨郡です。球磨郡は日本三大急流の1つ、球磨川が流れている地域として有名。そんな球磨川の水源が広がっているのが、水上村です。

面積のほとんどが山地であり、球磨川だけでなく様々な自然に囲まれている村でもあります。そのため、水上村には豊かな自然の中だからこそ見られる特徴や、自然を活かした観光スポットがいくつも用意されています。

『ポツンと一軒家』という番組でこのエリアで暮らしている人が紹介されていたので、水上村の存在を知っている人も多いのではないでしょうか?

ここでは、そんな水上村の特徴や人気の観光地について紹介していきます。

しゃくなげ

しゃくなげ

しゃくなげは、赤や白、ピンクなどの鮮やかで美しい花びらが魅力的な、常緑性の花木です。最近では品種改良により誰でも栽培できるように耐暑性等が改善されたしゃくなげも出てきていますが、標高が高い水上村ではしゃくなげの原種が気温の影響を受けることなく自生しています。

水上村にはそんなしゃくなげがびっしりと植栽されている「しゃくなげ公園」と呼ばれる施設があります。4月下旬から5月上旬にかけて見頃となり、開花時期に開催される「しゃくなげ祭り」では約2000本の花が咲き誇ります。

セキレイ

セキレイ

セキレイは水上村の村鳥として知られている、水上村を象徴とする鳥です。日本では3種類のセキレイが確認できますが、水上村ではその中でも「ハクセキレイ」が多く生息しています。

セキレイの見た目は、スラっとした細身の体と、長くきれいな足が特徴です。色は種類によって異なりますが、尾を上下に振りながら移動する姿は印象的。秋の空で波形を描いて飛び交う姿が非常に美しい小鳥です。

スギ

スギ

https://hitoyoshifusui.com/spot/1452

水上村にはスギの木が非常にたくさんあります。スギは日本一長寿な木として知られており、水上村にも高樹齢のスギの木がいくつも存在します。

中でも市房千年杉と呼ばれ親しまれているスギの木は、名前の通り樹齢が1000年を超えているといわれており、多くの観光客が訪れています。さらに、市房エリアで採れるスギの木は上質なものが多く、皇居の天井に使用されているとも知られています。

生善院観音堂

生善院観音堂

https://washimo-web.jp/Trip/Nekodera/nekodera.htm

ほとんどが山で覆われている水上村にも、数百年以上前に建設された歴史あるお寺があります。名前は「生善院観音堂」です。1625年、当時人吉・球磨地域が相良氏に統治されていた時代に建てられました。

建設の目的は、猫の怨霊から逃れるため。普門寺というお寺の住職とその母、そして飼い猫を無実の罪で死へ追いやってしまい、そこから祟りとも思われる不幸が連続して起きたため、それを防ぐために建てられたお寺だと言われています。

山門脇には狛犬ならぬ、狛猫が置かれています。建立の経緯は好ましいものではありませんが、猫をモチーフとしたお寺はユニークで魅力的です。

水上村探索!観光スポットをレビューします

水上村には、上記で紹介したもの以外にも、たくさんの特徴や観光スポットがあります。今回はその中でも「市房ダム」「白水滝の吊り橋」の2つの観光スポットに足を運び、どんな場所なのかを確かめにいきました!ここからはその様子をお伝えしていきます。

高さ80mの大噴水!まずは市房ダムを訪れました

高さ80mの大噴水!まずは市房ダムを訪れましたまず初めに訪れたのは、市房ダムです。ダムの周囲は13.4㎞、有効容量は28億8000万リットルと他の有名なダムと比べるとサイズはそこまで大きくありませんが、市房ダムの特徴は大自然に囲まれた景色の良さと、観光客に人気の「大噴水」と呼ばれるレジャー施設があるという点にあります。

私が訪れた時期が5月の下旬だったということで、山はきれいな緑で覆われており、鮮やかな景色がとても美しく感じられました。春にはダムの脇に満開の桜が咲くみたいで、その景色もきれいだそうです。

ダムの両端をつなぐ架け橋

ダムの中央には両側をつなぐ架け橋が作られており、ダムの真上から景色を眺めることができます。心地よい風も感じられ、心が安らぐ感覚を味わうことができました。

ダムに隣接する形で、物産館も建てられています。ここには野菜や雑貨、さらにはレストランも併設されており、観光客だけでなく地元のお客さんも訪れているようでした。

そして、物産館の奥の方へと進むと、噂のあの場所が見えてきました。

市房ダムの大噴水入口

「大噴水」です。機械に500円を入れると噴水エリアに入ることができ、近くで噴水を見ることができました。実際にお金を支払って入ってみると、噴水が少しずつ吹き出し始めました。

2分くらいの準備時間を経た後、、、

市房ダム大噴水!

大噴水が開始されました!調べたところによると、噴水は80m程の高さまで上がっているそうです。風向きによっては、噴水の水がしっかり自分たちのほうに飛んでくるみたい。この日は大丈夫でしたが、場合によっては傘やカッパが必要かもしれませんね(笑)。

スリル満点!透明板の吊り橋の実態とは?!

続いて訪れたのは、白水滝とそこに架けられている吊り橋です。白水滝は「夫婦滝」とも呼ばれており、大きな滝が近くに2つもそびえ立っています。

夫婦滝にはそれぞれ100mを超える長い吊り橋が架けられており、長さ164mの白龍王橋と120mの白龍妃橋の2つがあります。今回は両方の吊り橋を渡ってきました。

まず注意していただきたいのは、白水滝へ行くまでの道のりです。面積のほとんどが山で覆われている水上村ですが、白水滝への道のりはさらに険しい山道となっています。

水上村吊り橋までの道のり:看板

途中にいくつか分かれ道がありますが、そこにはそれぞれ道案内の看板が用意されています。くれぐれも見落とすことなく進んでいってください。

水上村吊り橋までの道のり:険しい山道

駐車場に到着しましたが、白水滝はそこからさらに歩いて10分程の場所にあります。山道を歩いていくので、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

水上村吊り橋に到着!

無事、白水滝の場所までたどり着くことができました!山の高い位置から流れ落ちる滝は、やはり迫力満点でした。しかし、滝以上にインパクト抜群なものが、私の視界に入ってしまいました。それは、もう一つの観光スポット「吊り橋」です。

まず初めに訪れたのは、全長120mの白龍妃橋。真下の滝つぼまでの高さはなんと150m!しかし、白龍妃橋はこれだけで終わりではありません。なんと、橋の大部分がアクリル板でできており、足元が透明で透き通っているんです!吊り橋は歩くと結構大きく揺れるので、高所恐怖症ではない私でもなかなか怖いと感じました。

白龍妃橋を渡りきると、白龍王橋への案内看板が用意されています。5分程歩けば白龍王橋にもたどり着くことができます。

水上村吊り橋までの道のり:白龍王橋

こちらが白龍王橋です。長さは先ほどよりも長い164m。ですが今回は白龍妃橋よりもアクリル板の数が少ないので、そこまで怖さは感じませんでした。怖さが少ない分、ここでは吊り橋から見える絶景を楽しむことができました。スマホの落下には注意する必要がありますが、写真撮影をするのも良いと思います。

白水滝で楽しめるコンテンツは以上になります。想像以上にスリル満点な吊り橋だったので驚きましたが、来た道を戻りながら駐車場へ帰りました。白水滝と吊り橋は、景色だけでなく、ドキドキも味わえる観光スポットでした!

まとめ

今回は熊本県球磨郡にある水上村を、観光を目的として訪れました。

鮮やかな緑に囲まれながら80mの高さまで吹き上がる大噴水を見ることができる市房ダムは迫力満点でしたし、山の上にある白水滝と吊り橋では美しい景色とスリル満点なレジャーの両方を楽しむことができました。

自然豊かな観光地は、ただ楽しいだけでなく心身ともにリフレッシュできるような感覚を味わえる点が魅力的です。このサイトでは他にも大自然のなかで楽しめる観光スポットを紹介しています。興味のある方は、是非他の記事も読んでみてください!

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