こんにちは!地域創生ディレクターのひりゅうです!

熊本県内で、家族と一緒に楽しめる観光スポットを探していますか?熊本県人吉市には、大人も子供も楽しめる歴史資料館『ひみつ基地ミュージアム』があります。田園風景が広がる熊本の田舎町にひっそりとたたずむ当施設。一体どんなコンテンツが用意されていて、どんな楽しみを味わうことができるのでしょうか?

本記事はそんな「ひみつ基地ミュージアム」について、徹底解説!実際に足を運んで確かめたその魅力を、詳しくレビューしていきます!

休日に家族でお出かけをしようとしている方は、必見です!

目次

  1. ひみつ基地ミュージアムの基本情報
  2. ひみつ基地ミュージアムってどんな場所?
  3. ひみつ基地ミュージアムの魅力を体験してきました!
  4. ひみつ基地ミュージアムにあるお土産について
  5. まとめ

ひみつ基地ミュージアムの基本情報

ひみつ基地ミュージアムについて、詳細情報をまとめます。訪れることを考えている方は、確認してみてください。

施設名 山の中の海軍の町 にしき
ひみつ基地ミュージアム
所在地 山の中の海軍の町 にしき
ひみつ基地ミュージアム
(錦町立人吉海軍航空基地資料館)
〒868-0301 熊本県球磨郡錦町木上西2-107
TEL 0966-28-8080
FAX 0966-28-8081
ホームページ https://132base.jp
メールアドレス 132basemuseum@gmail.com
営業時間 9:00〜16:00
(7・8月:〜17:00)
休館日 年末年始
アクセス 人吉ICから車で10分(5Km)
人吉球磨スマートICから車で10分(5Km)
入館料金 大人 800 円 (高校生以上)
子供 500 円 (小学生・中学生)
幼児 0 円 (未就学児)
団体 700 円 (大人・15名以上)
※地下魚雷調整場ガイド含む
その他 オプションガイド有り
(無線室、地下兵舎壕ツアー、有料)

ひみつ基地ミュージアムってどんな場所?

ひみつ基地ミュージアムってどんな場所?

出所:https://kumamoto.guide/spots/detail/12450

「ひみつ基地ミュージアム」という名前を聞いただけだと、子供の頃に一度は憧れを抱いた経験のある、隠れ家のような秘密基地が集まる博物館をイメージをするかもしれません。しかし、実際は子供が夢見るようなかっこいい秘密基地は展示されていません。

ひみつ基地ミュージアムの正式名称は、『山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム』。名前の通り、日本の海軍が戦時中に使用していた基地を保管し、展示している施設になります。

しかし、この施設の名前にはいくつか気になる点がありますよね。

「海軍なのに、山の中に基地があるの?」
「なんで『ひみつ』基地という名前が付けられているのだろう?」

ここでは、当時の時代背景に触れながら、ひみつ基地ミュージアムがどんな施設なのかについて解説していきます!

山の中に海軍基地がある理由

山の中に海軍基地がある理由

出所:https://kumamoto.guide/spots/detail/12450

海軍の基地なのに、なぜ山の中にあるのでしょうか?

1つの理由として挙げられるのは、敵戦艦の攻撃範囲外に基地を設置するため。船や戦艦を使用する海軍は、その特性上海に近い場所に基地を建設するケースが多いです。しかし、戦艦からの砲撃は最大で30㎞の射程距離があったと言われています。つまり、海付近に設置した基地は、敵からの攻撃を簡単に受けてしまうのです。

その対策として設置されたのが、人吉の海軍基地。全ての基地を海から離れた場所に設置することはできませんが、武器・兵器の製造や訓練兵の強化などは、海に面していなくても実施することが可能です。実際に人吉海軍基地には魚雷調整場があったり、終戦間近の頃には神風特攻隊の訓練も行われていたといわれています。

名前に「ひみつ」という言葉があるのはなぜ?

戦時中、敵国からの襲撃を受けないように基地の情報は公開していなかった、というケースはよくあります。しかし、そんな中でも人吉海軍基地は特に「ひみつ」性の強い基地でした。

1つの爆弾で戦艦を1隻撃墜することができるほどの威力を持つ魚雷を製造していたため、基地を襲撃されれば甚大な被害を被る可能性が高いということ。南九州の全ての海軍基地と接触があったため膨大な機密情報が保管されていたこと。これらの理由から、情報の漏洩を確実に封じ込めるため、地元の住民にも基地の存在は知らせていませんでした

海軍基地が人吉にあることが分かったのは、つい最近のこと。情報が完全に伏せられていた軍の施設であることから、「ひみつ」基地と名付けられました。

人吉海軍基地は、日本軍の最後の砦だった?

人吉海軍基地は、日本軍の最後の砦だった?

出所:https://kumamoto.guide/spots/detail/12450

終戦間近、アメリカ軍が沖縄に上陸。本土決戦がついに目前となりました。

沖縄制圧後は、次は九州各地へと攻撃が広がることが予想されていました。ここで食い止めなければ、本土はきっとあっという間に制圧されてしまうだろう。そう考えた日本軍は、九州の中心部に位置する人吉海軍基地に大量の武器や兵器を用意し、全力で対抗する準備を整えました。

最終的に、日本軍は沖縄戦を経て降伏し戦争が終結したため、人吉海軍基地での最後の攻防戦は実現しませんでした。ですが、最後の勢力を集結させるという判断を下された人吉海軍基地は、日本軍から重要な拠点として認識されていたといえるでしょう。

ひみつ基地ミュージアムの魅力を体験してきました!

今回、実際にひみつ基地ミュージアムに行ってきました!その内容を紹介してきたいと思います。

地下壕(魚雷調整場)のガイドツアー

まず初めに、施設の方が案内するガイドツアーに参加させていただき、施設周辺にある地下壕を見に行きました。この地下壕は兵器である「魚雷」が製造、調整されていた場所であり、当時は軍の機密施設だったと言われています。

魚雷調整場へは、200段弱の階段を移動して向かいます。過酷な道のりだと感じられたかもしれませんが、階段は緩やかな傾斜で作られているため、思ったよりも疲れは感じませんでした。高齢の方でもツアーに参加できるように工夫して作られたのでしょう。

階段を下れば、すぐに魚雷調整場に到着しました。山の一か所をくり抜いて作られた入口は、戦争当時を思わせる独特な雰囲気が漂っていました。当時は掘削する機械などなかったため、全て人の手で作られたといいます。多大な時間と労力がかけられたことでしょう。

魚雷調整場の内部 調整場の中はこんな感じ。当然戦争中に使用されていた道具や資料は残っていませんが、地下壕内の薄暗さやひんやりとした気温から、暗い戦時中の様子をイメージすることができました。

中を進むと、実寸大の魚雷が展示されていました。1つの爆弾で戦艦を1隻撃墜させるほどの威力を持っているそうで、そんな危険な兵器の製造をこの地で行っていました。

ざっと1周したら、ツアーは終了です。ガイドの方が当時の様子を分かりやすく解説してくださるので、この魚雷調整場がどんな場所だったのかを詳しく知ることができました。地下壕はそこまで広くはありませんでしたが、説明を聞きながら当時と変わらない施設内部を見て回ることができ、充実した時間を過ごすことができたと感じました。

このガイドツアーは1日に7回実施しているそうです。さらに参加費は無料。ひみつ基地ミュージアムを訪れた方は、ぜひスケジュールを合わせてこのガイドツアーに参加してみてください!

「赤とんぼ」で写真撮影!

施設内には、実物大の飛行機の模型が置かれています。このきれいなオレンジ色をした飛行機は「九三式中間練習機」という名前が付けられており、人吉海軍基地で訓練兵の練習用として使用されていました。

オレンジ色で塗られているのは、日本の国民に「この飛行機は日本の練習機ですよ!」と知らせるために、あえて派手な色を選択して塗装していたそうです。さらにその見た目から、この飛行機は「赤とんぼ」という別名も付けられていました。

戦争終盤では、不足する資材を補うために赤とんぼも実用機として使用されました。その時は敵に見つかりにくいように緑色に塗装し直されたそうですが、練習機の中でも性能の良かった赤とんぼは、戦時中大いに活躍したそうです。

赤とんぼエリアでは、写真撮影を行うことが可能となっています。ぜひ記念に、ご家族で写真を撮ってみてください。

資料館で当時の歴史を学ぶ

施設の奥へ進むと、当時の資料や戦争で使用された服や武器などが保管されている資料館がありました。このエリアは写真撮影が不可となっているためご紹介できる画像はありませんが、貴重な資料がたくさん残されていました。

また、資料館には視聴覚コーナーも用意されており、映像や本から当時の様子を知ることも可能となっています。戦争の様子や当時の人吉地域の特徴を、ここでしっかりと学ぶことができます。

ひみつ基地ミュージアムにあるお土産について

最後に、ひみつ基地ミュージアムで販売されているお土産について紹介します。せっかく観光に来たのなら、お土産も一緒に買っていきましょう。ここではひみつ基地ミュージアムで人気のお土産を2つ、紹介します!

人吉海軍 キーマカレー

人吉海軍 キーマカレー1つ目に紹介するのは、人吉海軍キーマカレー。鍋や電子レンジで温めて食べる、レトルトのカレーです。

人吉海軍とキーマカレーに関係があるのかどうかはわかりませんでしたが、具材には馬肉、玉ねぎ、にんじん、シイタケなど、様々なものが入っていておいしい。ピリッと感じる辛さも特徴的で、ご飯が進む味です。

このカレーは、なんと1箱1,000円!お店で食べるカレーライスよりも高い価格設定となっていますが、商品棚に置いてあるポップには「日本一高い、海軍カレー!」というような記載がされてあり、あえて値段の高さをアピールしているようでした。

日本一値段の高いレトルトカレー。その味をぜひ確かめてみてください!

石鹸 ツクシイバラの香り

石鹸 ツクシイバラの香り

続いて紹介するのは、ツクシイバラの香りがする石鹸です。イバラは茎にある鋭いトゲが有名な植物。ツクシイバラはイバラの中でも、南九州で確認されることの多い品種です。

やさしく華やかな香りが特徴のツクシイバラ。この商品は、そんな南九州独自の香りを楽しめる石鹸となっています。

まとめ

今回は熊本県人吉市にある歴史資料館『山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアム』について、施設のレビューを交えながら紹介していきました。

施設の名前を聞いたときはワクワクするような場所なのだろうかとイメージしましたが、実際に訪れてみると、ワクワクするどころか戦争や人生について深く考えさせられるような、そんな場所であることがわかりました。

「家族で笑いながら楽しめる場所」というわけではありませんが、日本の歴史や今生きていることへの感謝の気持ちを感じることができる、魅力的な施設でした。南九州での思い出作りの1つとして、ぜひ訪れてみてください!