「購入した野菜が、思ったよりも早く傷んでしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか?このような経験がある方は、もしかすると誤った方法で野菜を保存してしまっているかもしれません。

本記事では、鮮度を長持ちさせるための野菜別の保存方法について解説していきます。また、今回は料理で使われることが多い代表的な13の野菜をピックアップし、保存方法を紹介しています。

購入した野菜を無駄にすることなく、常に美味しい食事を楽しみたいと考えている方は、必見です。

目次

  1. 野菜別に保存方法を変えた方がいい理由
  2. 野菜別保存方法【果菜類】
  3. 野菜別保存方法【葉菜類】
  4. 野菜別保存方法【茎葉類】
  5. 野菜別保存方法【花菜類】
  6. 野菜別保存方法【根菜類】
  7. 野菜を保存する上でのポイント
  8. 野菜の保存には、冷凍保存も効果的
  9. 常に新鮮な野菜を食べたいなら、宅配野菜も
  10. まとめ

野菜別に保存方法を変えた方がいい理由

多くの人は、「この野菜は冷蔵庫の野菜室に入れておこう」「この野菜は常温でも問題ないよね」など、野菜に関する正しい知識を持っていなくてもある程度は野菜ごとに方法を変えて保存をしているのではないでしょうか?

ただし、そうやって行う保存方法は、正しい可能性もあれば、間違っている可能性もあります。もし間違った方法で野菜を保存してしまっていると、野菜の寿命を縮めてしまうだけでなく、せっかくの美味しい野菜の味わいを損なわせてしまう恐れがあります。

では、野菜を保存する上ではどんな方法が適しているのでしょうか?野菜の保存方法は、以下の2つの点を意識することが大切となります。

野菜本来の性質を理解する

まず前提として、

  • 野菜の体は大部分が水分でできている
  • 収穫した後でも、野菜は呼吸をしている

この2点を覚えておく必要があります。

呼吸は体内の水分を外へ放出する活動であるため、収穫後の野菜は時間が経てば経つほど水分量が減少し、鮮度が低下していきます。

一般的に、呼吸量の上昇は温度の上昇に比例すると言われているため、気温の高い場所では呼吸量が多くなり、鮮度の劣化スピードが速くなります。後述するように、野菜の種類によって適切な温度が異なる場合がありますが、基本的には温度の低い環境で保管すること好ましいといえます。

種類ごとに異なる特徴を理解する

先ほども軽く紹介しましたが、野菜は種類ごとで保管するのに好ましい環境条件が異なります。

気温が低い環境で、呼吸量を抑えて保管するのが好ましい種類が多いですが、温かい環境下でも呼吸量が少ない種類の野菜も存在します。そういった点を考慮して保管場所を決定するのも、鮮度を維持するためには重要です。

また、温度以外にも、湿度野菜の置き方なども鮮度の維持に影響する場合があります。次項では野菜別で鮮度を保つための保管方法を解説していきます。

野菜別保存方法【果菜類】

野菜別保存方法【果菜類】

まずは夏に採れる野菜が多い、果菜類について紹介していきます。

トマト

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
10~15℃ 10日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存

きゅうり

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
10~13℃ 5日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存
牛乳パックなどを使用し、立てて保存

ピーマン

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
7~10℃ 20日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存
保存前に表面の水滴をしっかりとふき取ることが大切(鮮度を保つため)

なす

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
8~12℃ 10日程 ラップでしっかりと包み込み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存
保存前に表面の水滴をしっかりとふき取ることが大切

野菜別保存方法【葉菜類】

野菜別保存方法【葉菜類】

 

続いて、様々な料理で活用されることが多い葉菜類について紹介していきます。

キャベツ

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 2週間~1カ月程 真ん中の芯部分をくり抜き、そこに湿らしたキッチンペーパーを入れ、
新聞紙に包んで冷蔵庫で保存する(カットしてある場合も、同様に新聞紙で包む)

ホウレンソウ

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 7日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫に立てて保存
水を含ませたペーパータオルで下部を包むと保湿効果が高まる

白菜

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 3~4週間程 新聞紙等で包み、冷蔵庫で保存

野菜別保存方法【茎葉類】

野菜別保存方法【茎葉類】

次も様々な料理で利用されることが多い、茎菜類について紹介していきます。

ネギ

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 2週間程 新聞紙等で包み、冷蔵庫に立てて保存
水を含ませたペーパータオルで下部を包むと保湿効果が高まる

タマネギ

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 1~2か月程 新聞紙等で包み、常温保存(夏以外であれば常温保存可)
風通しの良い場所に吊るしておくと良い

アスパラガス

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
2.5℃ 5日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫に立てて保存

野菜別保存方法【花菜類】

野菜別保存方法【花菜類】

次は、花やつぼみ部分を利用の目的とする花菜類を紹介していきます。

ブロッコリー

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0℃ 4日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫で保存

カリフラワー

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 4日程 新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫で保存

野菜別保存方法【根菜類】

野菜別保存方法【根菜類】

最後に、比較的長期間保存できる種類が多い、根菜類について紹介していきます。

大根

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 3日~3週間程
(カットの有無や大きさによって変わる)
葉の部分は切り落としておく
全体を新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫で保存
(可能な限り立てて保存する)

にんじん

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
0~5℃ 3日~1カ月程
(カットの有無や大きさによって変わる)
葉の部分は切り落としておく
全体を新聞紙等で包み、ビニール袋の中に入れて、冷蔵庫に立てて保存

じゃがいも

適正温度 最大保存期間 おすすめの保存方法
7~15℃ 2~3か月程 全体を新聞紙等で包み、直接日光が当たらない風通しの良い常温環境で保存する。

野菜を保存する上でのポイント

野菜を保存する上でのポイント

野菜別で最適な保存方法についてみていくと、多くの野菜に共通するいくつかの特徴が見えてきました。ここでは、そんな野菜を保存する上で大切な2つのポイントについて解説していきます。

各種資材で野菜を包む

野菜別の保存方法を見てみると、「新聞紙やビニール袋で野菜を包む」というやり方は、全ての野菜に共通していることがわかります。

先述の通り、野菜は可食部の大部分が水分でできています。そして、その水分は時間の経過に伴い、体外に放出され続けています。しかし、様々な資材を使って野菜を包むことによって、水分の減少を抑制することができます。

また、冷蔵庫で保存する場合は、野菜の種類によっては中の温度が適正よりも低すぎる場合があります。ですが、新聞紙やビニール袋が温度を調整する役割を果たすため、全体を包むことによって野菜にとって好ましい温度を維持することが可能となります。

種類によっては、立てた状態で保存する

上記の野菜別保存方法では、いくつかの種類において「冷蔵庫に入れて立てて保存する」という記載がされています。これは、「栽培時と同じ状態で保存をすると日持ちがよくなる」という野菜の性質を考慮した方法です。

大根を丸ごと保存する場合は立てた状態で冷蔵庫に入れて保存することは難しいかもしれませんが、可能な限り野菜を立てて保存することを意識してみましょう。

野菜の保存には、冷凍保存も効果的

野菜の保存には、冷凍保存も効果的

野菜の冷凍保存は、味や食感を劣化させてしまいそうなイメージがありますが、冷凍する野菜の種類方法に気を付けることで、長期間鮮度を維持させる効果を得ることができます。

冷凍保存に向いていない野菜は、水分の多いトマト、なす、きゅうりや、繊維質の強い大根、ニンジン、ゴボウなどが挙げられます。ですが、向いていない野菜でもやり方を工夫することで、冷凍保存をすることが可能になります。

具体的には、

  • 細かく(または薄く)カットした状態で冷凍する
  • 一度茹でてから冷凍する
  • 解凍後に炒め物や揚げ物として料理する

というようなことを意識することで、味わいの低下を抑えたり、感じさせなくしたりすることが可能となります。ぜひ試してみてください。

常に新鮮な野菜を食べたいなら、宅配野菜も

常に新鮮な野菜を食べたいなら、宅配野菜も

新鮮な野菜が食べたいなら、野菜の宅配サービスを活用することもおすすめです。

基本的にスーパーで販売されている野菜は、複数の流通拠点を経て、ある程度の期間を過ごした後に棚に陳列されます。つまり、それらを購入して自宅で食べるころには、野菜は収穫されてから長い時間が経ってしまっていることになります。

そんな時におすすめなのが、宅配野菜サービス。オンライン上で野菜を購入し、卸業者や小売業者を介さず自宅まで直接配達してもらえるため、収穫してからあまり期間が経っていない野菜を手に入れることが可能です。

野菜の状態を自分で確認してから購入することができないというデメリットがありますが、新鮮さが確保されている点と、自宅まで届けてもらえるという手軽さは非常に魅力的な特徴だと言えます。

まとめ

今回は野菜別の保存方法について解説していきました。

まとめると、新聞紙とビニール袋を使って全体を包み、冷蔵庫に入れて保存するという方法が、多くの野菜に当てはまるスタンダードな保存方法であるということがわかっていただけたかと思います。

常に新鮮な状態をキープしたい方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。