こんにちは!新人地域創生ディレクターのゆうです!

今回、熊本県南部の山奥にある、球磨郡多良木町槻木集落を初めて訪問させていただきました!

槻木集落については以前から知っていて、ずっと「行ってみたい!」と思っていた場所だったので、ついに念願が叶いました!

今までは、写真や文字、お話でしか知らなかった世界が、実物として目に入ってくる新鮮な日々で、感動と興奮の連続でした。

そんな私が、今回の5日間の滞在で実際に肌で感じてきた多良木町や槻木集落についてご紹介します。

目次

  1. 1日目「多良木町・槻木集落との出会い」
  2. 2日目「地域の温かさを知る」
  3. 3日目「槻木の想いに触れる」
  4. 後編へ続く

1日目「多良木町・槻木集落との出会い」

まず初日は、熊本空港に到着してからのスタートでした。

2020年7月の大規模豪雨により球磨川が氾濫したことで、多良木町につながる「くま川鉄道」の運行が休止となっているため、現在は多良木町への主な交通手段は自動車のみ熊本空港から多良木町へは、高速道路を利用して約1時間半ほどかかります。

この日は、鹿児島を経由してから多良木町へ向かったため、着いた頃には夕方になっていました。今回の活動拠点である槻木集落へは多良木町の中心部を通っていくことになります。集落内には銭湯やスーパーなどは無いため、初日は多良木町内で入浴と買い出しを済ませてから槻木集落へ向かいました。

湯楽里(ゆらり)

https://kumamoto.guide/yubijin/spots/detail/11606

多良木町に入ってまず初めに向かったのはお隣の湯前町にある、「ゆのまえ温泉 湯楽里(ゆらり)」です。キャンプ場やゴルフ場、宿泊施設なども隣接していますが、もちろん温泉のみの利用も可能で、この日だけでなく槻木滞在中は何度かお世話になりました。

大浴場にサウナ、露天風呂も付いた充実の設備で、1回の入浴料はなんと450円。人気の理由が分かりますね。

you me マート

湯楽里での入浴を終えて、槻木集落に向かう途中で寄ったスーパーマーケットですが、この看板読めますか?

「you me マート」と書いて「ゆめマート」と読むそうです。私は「ユーミーマート」と読んで笑われてしまいました。

ここも槻木滞在中には何度も訪れる買い出しスポットです。

秘境へ続く山道

ゆめマートでの買い出しも終えて、いよいよ槻木集落に向かいますが、ここから30分ほど続く山道はかなり険しく、カーブの連続でした

道中車酔いの心配をしていただきましたが、初訪問の私にとっては、この険しい道のりさえ「秘境」を感じさせる特別感があり、興奮の方が上回っていました。

山道をしばらく進んでいくと、いよいよ槻木集落とのご対面です。とにかく人も家も少ないので、家が2,3軒並べばそれはもう住宅街です。

2日目「地域の温かさを知る」

ミッション:小川を塞ぐ巨大岩を撤去せよ

2日目の朝、槻木滞在中にお世話になっている椎葉さんのもとに1件の依頼が。「集落を流れる小川の一つに、大きな岩が落ちてきて流れを止めてしまっているので、撤去してほしい」とのことで、私たちも協力させていただきました。

かなり重たい岩で動くのかという不安もありましたが、大きなクレーンが付いたトラックを使用して岩を動かすことに成功しました。

ここで感じたのは、この地域の人々の温かさです。「誰かが困っている」というだけで、自分に関係がなくてもすぐに動ける、そんな温かさに心を動かされました。

箸を止めるな!

この日の昼食は流しそうめん。自然に囲まれた景色の中で、本物の竹を使った流しそうめんって、なんて贅沢なんでしょう。

爽やかな印象とは対照的に、麺を流す人のリズムによって、食べる人たちは必死になって食べなければならないという、サバイバル要素もあります。

槻木プチツアー

昼食後は、槻木の名所の探検に行きました。

こちらは、パチンコの勝率が上がる?とも言われている悠久石。私は、パチンコのエピソードが頭に残り過ぎて「遊球石」だと勘違いしていました。実際に目の前にすると、迫力があって確かに不思議なパワーをもらえたような気がしました。

次に向かったのは、新西郷橋。西郷隆盛が西南戦争に敗れて槻木集落に逃げ込む際にこの近くを通ったとされることから、その名前が付けられているそうです。

「SAIGOが最後に渡った橋」というギャグをうっかり思いついてしまった私が、この後その場の空気を凍らせたことは秘密です。

みんなのヒーロー、集落支援員

夕方には、以前に本サイトでも紹介させていただいた集落支援員の中村さんのところへお伺いしました。私はお会いするのが初めてでしたが、お話しているだけでも温かさが伝わってくるような、とても優しい方でした。

この集落を支えるお仕事だけでなく、ここで生活する人々の心の支えにもなっている、集落のヒーローのような存在です。

3日目「槻木の想いに触れる」

やる気、元気、槻木

3日目のスタートは、いつも現地での活動にご協力いただいている集落の皆さんへの挨拶回りから。1軒ずつ回ってお話をして気づくことは、なんといってもおじいちゃんおばあちゃんたちの元気さです。

70代〜80代とは思えないほどのパワフルさは、自然に囲まれた環境で農作業に勤しみ、自立した生活を送られていることも関係しているのだと思います。私たちも負けていられないという気持ちになりますよね。

開墾に挑戦

午後は、椎葉さんご夫妻の指導のもと、畑の開墾に挑戦しました。

開墾についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているので、是非ご覧ください。

槻木の未来を語る熱い夜

この日の夕食は、槻木集落でしいたけを栽培されている落合さんご夫妻と、集落支援員の中村さんにもお越しいただき、槻木の未来について熱く語る夜になりました。

「限界集落」と呼ばれる地域の中でも熱い想いを持って日々奮闘する人たちとの出会いによって、この地域の発展に貢献したいという気持ちがより強くなりました。

後編へ続く

ここまでの3日間でも様々な出会いがあり、多良木町や槻木集落の魅力を発見してきましたが、ここでの学びや気づきはさらに続きます。4日目以降の活動については後編でご紹介しているので、そちらも是非ご覧ください。

【後編】新人地域創生ディレクター、多良木町初訪問!